「花見に酒はつきもの。酒を飲まずに、花見をするのは、つまらないということ」と、事典にある。元来、飲める口ではない。冷たいビ-ルをコップ一杯、ぐうぅっと飲むだけ。でも、相手に合わせて、お付き合いはする。その時間は、楽しい。「酒は古酒、女は年増」ということも、あるようだ。「人生の機微を知る年配のほうが、情が深くてよいということ」と、辞典にある。この歳になると、そんな機会はない。夜桜見物と、しゃれることもない。まぁ、人生、ゆとっていないなぁと、自嘲をするだけだ。停止信号のとき、カシャッとした。今日は、仕事で、南から北と、短い距離だが、あっちこっち、走行した。日中は、暑いくらいで、風を入れると、爽やかだった。
近くの神社の境内の、種類が違う桜。まだ、つぼみはかたい。暖かな日が続けば、開花になるのだろう。花弁が五片がつながっている。落花すると、風で飛ばされないので、地面に白くひろがる。季節の巡りは、走行した時、フロントガラス越に、鮮やかな色の花が、見られる。つい、この前までは、寒かったなぁ。
ピンぼけ。デジカメには、手ぶれ補正の機能がついている。風が吹いていた。夕暮れの時刻。花を撮るには、条件が悪い。でも、花を見ると、うきうきした気持ちになる。「「サイタ サイタ サクラガ サイタ」。古すきるなぁ。