除雪の雪が山積みになっていたところ以外は、残雪はほぼなくなった
畑も姿を現した
けれども今日は寒さがぶり返してきた、ここ2~3日は雨、曇りだったが暖かかったのだ。
まもなく1945年に東京大空襲が行われた3月10日がやってくる
今年が節目の80年になる、だがこれだけの大惨事を起こしたトルーマン大統領の名を知る人はあまりいない、教科書にもその名は無い
先の世界大戦で名をはせたのはナチスドイツのヒトラー、ソ連のスターリン。イギリスのチャーチル、アメリカのルーズベルト、中国の毛沢東くらいであろう
なかなかいるようでいないのが歴史に名を遺す政治家だ
しかし今、トランプが歴史にその名を刻む気がする、もちろんプーチンも
後年の評価がどうなるかはわからない
なぜなら、まだ二人とも歴史に名を刻むことは何一つやっていないから
プーチンはウクライナに戦争を仕掛けたことと、ロシアの大統領の任期を自分の好きなだけやれるように法律をかえたくらい
トランプは過去の大統領がやらなかったようなことを次々と行っているだけ
まだ世界に決定的な影響は与えていない
そんな二人を横目で静かにみているのが中国の帝王習近平だ
今彼はトランプとプーチンの駆け引きをどう見て何を思っているのか
サイレント東洋人の気味悪さを持ち合わせている。
スケールは違うが、信長、秀吉、家康の関係をほうふつさせる
誰が誰なのかを考えてみるのも面白いだろう
いずれにしても三者三様の腹の内、顔で笑って心で欺きあう
歴史に残る偉業?は、たぶんこれから起こすであろう、このまま終わるまい
あるいは起こされる側にならぬともいえない
天下人目前の信長は腹心の光秀に討たれて崩れ去った
光秀は秀吉に討たれて、秀吉に天下を献上してしまったが、家康は10数年間、秀吉に臣下の礼をとりながら秀吉が死ぬと、その子を殺して天下を奪い、戦国の世を終わらせた
プーチンもトランプも習も地球の主になりたいのだろう
三つ巴の猛獣が、EU、日本、韓国、朝鮮、イスラエル、インド、中東の産油王国を味方に引き込んで、その座を狙う
プーチンはソビエト連邦の復活を夢見ているのではないだろうか
トランプは今、仮想敵国のプーチンに信じられない速度で近寄りエールを送っている
もっとも一回目は朝鮮の金王朝と蜜月を交わしたから今に始まったことでない
だが朝鮮とロシアでは格(核?)が違いすぎる
トランプは今やプーチンのウクライナ進行を容認したかのように見える
仮にロシアがウクライナを占領して、レアアースの大地を手に入れたら、それはトランプにアメリカにどのような利益を与えるのか
トランプがEUと仲たがいしてまでもそれ以上の利益を得ることがあるのだろうか
戦後、アメリカは大日本帝国憲法を廃棄させて、自ら日本国憲法を作って、日本に与えて遵守させた
そこには日本は軍隊や武装を廃棄して永久に平和国家となる旨が書かれている
日本人が作った憲法ではない、アメリカが作った憲法なのだ
なのに今、アメリカはそんなことは忘れたかのように日本の軍備増強を迫る
「日本は国民総生産の3%まで軍備予算を引き上げろ、そして日本軍はアメリカ軍の指揮下に入れ」と命じている
台湾には10%まで引き上げろと言っている
中国をすぐ目の前にしている台湾は言われずとも脅威を肌で感じているだろうから、普段からかんがえているだろう
わが国は「自国のことは自国で考える、他国に言われて行うことではない」と一応、石破政権は自己主張を行った。
トランプはゼレンスキーの時もそうだっただろうが、信長が光秀に反論されてカチンときて光秀の額を激しく打ち据えたというが、それに似た反応を示して
「それならウクライナは勝手にロシアと戦うがよい、わしは一切手を貸さぬ、あとでほえ面かいても遅いわ!」の心持だろう
それでもウクライナがロシア領になれば、EU加盟国のポーランド、オランダ、バルト三国は最前線となる
EUとしてはウクライナがロシア領になることは非常に脅威となる
もっともゼレンスキーが言ったように海に守られている、アメリカや日本と違い陸続きの欧州はこの500年の間でも、国境は何度も変わり、国そのものが無くなったり、大きく広がったりと我らの国とは国の意識が全く異なるだろう
日本人は不動の土地を大事にするが、欧州人は持っていけるゴールドを大事にする。
さてトランプはどのようなことで100年後の教科書に名を残すだろうか
そこには習近平、プーチンも名が載るだろうか。
