神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

長崎ぶらぶら節

2020年04月12日 11時22分22秒 | 映画/ドラマ/アニメ

今日も開店前からパチンコやの前には10数人がタバコを吸って

開店を待っている

そこに車が入ってきて、また並ぶ 車を見たら今日は袖ケ浦、松本

やはり県外からのパチンコファンがいた

一昨日のテレビで緊急要請が出て、橋一本で越境出来る千葉県民が

茨城県にパチンコやSCに流れ込んで渋滞が起きていると放映していた

結局、自粛は個人の胸一つ、「そんなの関係ねぇ」と思えばやってしまう

「私のようにならないで」と言っても、あとの祭り

都内でも人の動きが60%70%減ったと言っても、まだ30%以上が

いつも通り動いて人に接触している

田舎は少しずつ危険になってきたが、まだまだ必死さや緊張感は見られない

マスクをせずに近寄ってくるのは、ここには感染者なんか居ないという

安心感、でも朝のSCやパチンコ屋のように県外からの来客は多い

大学や専門学校も閉鎖と言うことで、バイトもできない学生は結局

田舎の実家に帰ってくるしかない、いっきに都会の若者が流れ込むだろう

GWは夏に向けての日本の運命を左右する

感染だけ心配する人、店の倒産を心配する人、楽観主義者、運命主義者

何も考えない人、献身的な聖者、評論家、何も変わらない人

こんな分類になるだろうか、もちろんダブル人もいる

 

危険ばかり考えても仕方ない場面に来た、相変わらずピーク目指して

右肩上がりだからちっとも先は見えていない

いつ終わるのかもわからない、商売人にとって最大の関心事は継続

出来るか否かに尽きる、それは感染することよりも身に迫っている

危機なのだ、早く収束するように願って倒産の危機も顧みず

店を閉めている、それを国民は理解して協力しているのかどうか

結局三密店舗や、人が大勢集まる施設が自粛休業しても、個人が

我関せずで動き回っていたら休業店舗は『無駄死に』に等しい

だから都知事はより強い発動権を国に求めていたが・・・

それなら『憲法改正』という言葉が出てきた

それは私にはわからないが、救済今すぐが求められている

もう時間は無い、医療でも経営難でも

 

相変わらず夜テレビ三昧で、昨夜は「坂本龍馬の死の真相」と

「長崎ぶらぶら節」を見た

(しかしこのPCの変換機能は頭が悪い、前後の文脈を理解していない

『ぶらぶら武士』『を三田』『返還機能』などと真っ先に出てくる)

「長崎ぶらぶら節」は何年か前に明治座で石川さゆりの公演を見たとき

第二部で、この芝居をやった、映画では吉永小百合さんが主演だった

芝居では石川さゆりさんに見惚れていて、ちっとも内容を覚えていなかった

原作者のなかにし礼さんも来ていたような、見たような気もするが定かで無い

今回はじっくりと見せてもらって内容もわかった、渡哲也さんが出ていたのには

驚いたが、石田あゆみさんも良い役を演じていた、映画で見るのは『北の国から』

以来だ

明治、大正、昭和初期の日本も垣間見えて面白かった

日本海軍の脅威が米英を刺激して、日本の海軍力を細めるための不平等条約を

飲まされ、世界でも最新鋭の戦艦土佐が沈められるシーン、そこで芸者愛八と

長崎のお大尽、古賀が出会い、そこから物語は展開していく

描かれるのは長崎の花柳界、華やかな世界の影には貧しさ故に親から売られる

少女の悲哀や悲劇がある

今も世界の貧しい国でおこっている人身売買が、当時の日本でも合法的に

おこなわれていたのだった

成功すれば花柳界で名をあげ、金持ちのパトロンが出来て安定した生活を

おくることが出来る、まだ芸者として生きられるのは上等で、多くの娘は

遊女として過酷な生活を強いられる、中には上海や東南アジアまで売られていく

者も数多くあったという

この映画でも、そんな場面が描かれていた、ストーリー的には他愛ないものだが

人間の生き様は深く描かれていて後味も良い、薄味だが後から喉の奥で

おいしさがにじみ出てくるような映画だった

我々のような閉鎖的な北国の人間と違って、九州という国々は遥か昔から

朝鮮や中国と普通に交流があったようだ

だからこそ江戸さえも後進国に見えるほど、国際的な地域であった

例えば群馬県を中心にした地図と、佐賀県を中心にした地図を比べれば

九州が異化に国際的か理解出来る、大陸がすぐ目の前にぶら下がっている

九州、西に乗り出せばまもなく上海が見えてくる

私には想像がつかない九州人の心、開放的で大胆、薩摩や長州が江戸幕府を

倒したパワーの源が地図からわかる

私が初めて韓国へ行った頃は気負って『海外旅行』みたいな気分だったが

それ以前から福岡へは韓国人の行商がフェリーで普通に商売に来ていたのだ

日常である

長崎には2回だけ行ったことがあるが、いずれもとびきりの好天で、空は

どこまでも濃蒼であった

長崎は雨が多いと言うが、そう言う意味では私は大はずれだ

軍艦島へ観光したときも船頭さんやガイドさんが「こんな上天気は一年に

一度あるかないかだよ」と言っていた

私の中では長崎は快晴のイメージしかない