おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
『母がしんどい』(田房永子著、新人物往来社、952円+税)を読みました。
漫画家の田房さんによる壮絶な母娘間の支配ー被支配の物語をマンガにしたものです。
世間的にはひょうきんで人を笑わせるのが好きなお母さんですが、娘にはとんでもない。
子どもに過度に干渉する。
・突然ピアノ教室に通わせる。
・習い事(バレエ)を急にやめさせる。
・中学受験を勝手に決める。
・夏休みに勝手に(望んでもいない)イタリア旅行に連れていく。
・イチャモンと泣き落としの毎日
・子どもの友だちと勝手に親しくなろうとする
・成人して親子喧嘩をしたら職場に抗議の電話をしてくる
・等々
田房さんは、成人してからも母親との戦いが続き、やがて家を出て、親と決別・自立します。
読者は、母親に関して「ここまで干渉するの」という感があるでしょうが、現実には、同等あるいは近い母親がいる子どもが存在します。
この後は、後日を期してシリーズの初回とさせていただきます。
(クリックしてね)