おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(7月2日)は会社に行かず、家でペルグリーノ博士の ライフスタイル分析ワークショップ のテキストの翻訳改訂作業を行っていました。
10年前のテキストの前半にかなりの修正が加わり大変な作業になっています。

(右の赤字部分は修正部分)
ヒューマン・ギルドでは、35人の参加者を対象に 永藤かおる講師によって アドラー心理学ベーシック・コース が開かれていました。
さて、ヒューマン・ギルドの関係者の間で 誤解だらけのアドラー心理学 が話題になっています。
誤解を招きかねないアドラー心理学は、理解の浅い、血肉化していないアドラー心理学を語る人、あるいは「アドラー心理学」の名を冠しながらそこに「+α」を加えて、結局のところ「+α」を売り込みたい人が招いているような気がします。
一昨日の晩には、6年以上熱心にアドラー心理学を学んでいる方から、「うるさい勧誘が続いて迷惑だ」という苦言が寄せられました。
ところで、「アドラー心理学」関連の本を「10数冊読んだ」と豪語しながら、頭だけでしかアドラー心理学を理解していない人も目立ちます。
そこで、本を読むだけなら「畳の上の水練」(「理屈はわかっていても実地には何の役にも立たないこと」の意、『広辞苑』)でしかないことを4回を目安に書きたいと思います。
名付けて「アドラー心理学 効果1:10の法則」
本を読むことが1の効果であるのに対して、講座に参加して仲間と切磋琢磨することの効果が10倍であるという意味です。
その論拠は、次の3つです。
1.共通感覚(コモンセンス)が養われること
2.鍛錬につながること
3.記憶の長期化が見込まれること
次回から詳しく書いていきます。
◆関連記事として6月17日付けブログの アドラー心理学 使用上のご注意:「生兵法は大怪我の基」現象 をご覧ください。
<お目休めコーナー>7月の花(2)
