おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
まずは、大阪府内の震度6弱の大地震で被災された関西方面にお住いの方々に心からお見舞い申し上げます。
いち早いライフラインの復旧をお祈りいたしております。
昨日(6月18日)は『イラスト版 子どものアドラー心理学 ― 勇気と自身がつく45のスキル』(菊地典子+池田彰子著、岩井俊憲監修、合同出版、1,700円+税)のカバー見本が届きました。
Amazonでは7月10日発売となっています。
もう予約注文が可能になっています。
昨晩の21:00からは、和菓子会社で働く28歳の上司=工藤繭子(高畑充希)に仕える40歳も年下の部下の68歳の新入社員=仁井本和夫(草刈正雄)の異色コンビニによるドラマスペシャル「68歳の新入社員」をカミさんと一緒にフジテレビで観ました。
2人とも演技上手の上に息がぴったり合っていました。
また、それぞれのパートナー役の小瀧 望と原田美枝子も実にいい味を出していました。
新製品開発に行き詰った工藤リーダーの悩みを傾聴する仁井本の対応は、まるでカウンセラーのようでもありました。
自分が28年間、その会社で総務を担当(最後は総務部長として60歳で退職)し、社長を子どもの頃から知っていたことや、工藤リーダーのいやらしい上司の2人を新入社員時代から知っていたことを出さずに積極的に傾聴する姿(対応と姿勢・態度も)は、まさにカウンセラーの対応でした。
40歳の年齢差は極端だとしても、今後は、60歳を過ぎた人が年下の上司の部下になるケースは、ひっきりなしにやって来ると思われます。
私は、会社では一応代表取締役社長ですが、家に帰ると10学年下でも上司のような人が存在します。
ここで大事な資質は「フォロワーシップ」です。
上司が何を求めているかを察知し、上司の成功をひたすら支援する態度です。
そして、今まで培ってきたリソース(知識、経験、能力など)を用いて、徹底的にサポートすることです。
ドラマで68歳の新入社員=仁井本和夫(草刈正雄)が行ったのは、まさにこれで、人生100年時代に上司を支える態度でした。
やがてDVDが出るのだそうで、格好の教材になりそうです。
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