おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
讀賣新聞の夕刊のスポーツ覧の「Gトレ! メンタル」(読売巨人軍監修)にとても面白い連載が続いています。
12月17日の第4回目は、巨人軍などでメンタルサポートを行ってきた専修大学のスポーツ研究所の佐藤雅幸教授の「セルフトーク」のことが書かれていました。
「言葉によって人は勇気を得たり、自信を失ったり、惑わされたりします。ものすごく大きな力があるのです」と強調する佐藤先生の、ネガティブな思考をポジティブに変換する方法が出ていました。
一例は次のとおりです。
何だかELM勇気づけコースで紹介していることと似通っていませんか?
ともあれ、根性論が払しょくできないでいる野球の世界に「セルフトーク」が浸透するのはうれしい限りです。
ところで、現在の阿部慎之助ヘッドコーチが二軍監督時代の2020年3月にとんでもないことをしでかしていました。
前年のオフから就任した阿部監督は、“二軍は軍隊式野球をやる”と宣言していて、二軍監督率いる巨人ファーム(二軍)が、早稲田大学相手の練習試合に惨敗し、阿部が選手に“罰走”を命じた事件です(3月22日)。
選手全員に外野両翼のポール間ダッシュを10本、この日登板した投手は5本追加で計15本走らせたのです。
これにファンからは『時代にそぐわない』『パワハラだ』と批判が殺到。
さらにカブス・ダルビッシュ有が、日本球界の“罰走”の伝統についてSNSで〈2005年にはすでに日本ハムでは無駄なランニングはなかった〉と投稿したことも論争を過熱させたようです。
*週刊ポスト2020年6月5日号「巨人・阿部二軍監督が早大に惨敗のナインに課した罰走の是非」
https://www.news-postseven.com/archives/
20200522_1565554.html?DETAIL
ヘッドコーチは次期監督に一番近い存在です。
もし、2020年3月の【罰走】を悔い改めていないならば、断固として監督就任を認めてはならないと思いますが、いかがですか?
私自身は、ヘッドコーチをさせているだけでも問題だと思っています。
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<お目休めコーナー> 12月の花(18)