アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日の午前中は、某企業の入社16年以上の人たち15人を対象にした研修を行ってきました。
その後には、家で仕事をしていました。
すると、目次 心さんから電話連絡が入りました。
私が今まで12年間担当していた某県庁の研修について受講者と年齢の近い講師への交代要請があったとのことでした。
「とうとうその時期がやって来たな」の思いはあっても、執着心はもとより、喪失感や寂しさがありませんでした。
私の年齢を理由にしたお断りは初めてですが、考えてみれば間もなく喜寿(77歳)を迎え、しかも障害者になっているわけですから、致し方ありませんね。
代わりに、執筆依頼、取材依頼はここ数年のうちでピークです。
昨日も某出版社から10年ぶりに出版案件が入り、打ち合わせをしていました。
年内には、出版社2社とやり取りをします。
これからは、出版社との関りを多くします。
ところで、一昨日はシニア層が大半を占める、中小企業診断士の勉強会「マネジメント・カウンセリング研究会」の忘年会が「からり」で開かれました。
そこで、ある60代後半の方から「いつまで現役を続けられか?」と疑念が呈されたとき、80歳を過ぎた最長老の方が「ある時期を境にリタイアしないと、ダラダラと仕事を続けなければならなくなる」と、経験をもとにした意見が出されました。
最後に、この会の代表者である私に鉢が回ってきてこんな趣旨のことを言いました。
「仕事を続けるかどうかは、自分を求める人や組織があるかどうかで、自分が決めなくてもいいのではないか。そもそも『働く』『遊ぶ』『学ぶ』は三位一体で、働きながら遊び学ぶことも不可能ではないのではないか」
この私の発言は、早稲田大学ビジネススクール教授の入山章栄先生がある対談で「ベンチャーキャピタリストの伊藤穰一さんは著書で、『人は「働く」「遊ぶ」「学ぶ」の三つの円が重なるところにいるのが最高の状態だ』という内容のことを書かれていて、まさにそうだなと共感しています」と語っていたのを受けたものです。
『働く』『遊ぶ』『学ぶ』の三位一体を図解してみると、次のようになります。
これは、腑に落ちます。
私は、働きながら学んでいたり、遊びの要素を加えたりしています。
遊びの中に学びがあります。
こんな調子で日々を過ごしているで、いつの間にか「生涯現役」「生涯研鑽」「生涯感動」の路線を走っているような気がしてなりません。
また、それこそが「輝いて生きる」ことなのでしょう。
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