おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒュ.ーマン・ギルド の岩井俊憲です。
今日も遅い時間の更新となりました。
昨日(7月13日)は、2つのオンライン研修を行っていました。
このところ、私が担当する研修のメインは、オンラインで行うものです。
1.カウンセリング道場ミドルコース
2.アドラー心理学ベーシック・コース(最終日)
1.カウンセリング道場ミドルコース
午前中は、カウンセリング道場のミドルコース。
13人の仲間が集いました。
(写真撮影:草島智咲さん)
守秘義務に関わることなので、あえてクライアント役、カウンセラー役のお名前を伏せますが、仲間だけでなく私自身もカウンセリングを見直すいいきっかけになりました。
私は、カウンセリング、心理療法など対人サポートにとって最も大切なものは、【相互尊敬】【相互信頼】【協力】【目標の一致】からなる【カウンセリング的人間関係】だと強く主張しています。
このマインドがないと、サポーターが支援を求める人を【操作】しようとする意思が働くからです。
この【カウンセリング的人間関係】をもとに昨日、私はアドラー心理学のカウンセリングについて次のように学び、仲間にも伝えました。
・カウンセリングの際に、カウンセラーはクライアントの意識を【広く】【深く】【高く】なるような対応が求められる。
【広く】するためには、「開いた質問(オープンクエスチョン、はい・いいえで答えられない質問)」を用いて、どのライフタスクで困っているかの情報収集を行うこと
【深く】するためには、「閉じた質問(クローズドクエスチョン、はい・いいえの答えを導く質問」を用いる繰り返しや明確化をして、あるいは「と言うことは・・・」とあいづちを打って、クライアントの意識を深めること
【高く】するためには、別の視点を採用すること、数年前後の時系列で見てみること、そのよりによっての意味を問うことで、直面するタスクを大所高所から見直すこと
・カウンセリングの質問は、時としてカウンセラー側の準拠枠から発せられるものであり、自分が聴きたいことを聴くことになってしまう。
・腕利きのカウンセラーは、クライアントが語りたいことを語ってもらえるカウンセラーであり、そのためには「今のところをもう少し教えていただけますか?」とは、「これまでのところでどんなことにお気づきですか?」と質問する。
・いずれにしろ、アドラー心理学のカウンセラーにとって大切なことは、【相互尊敬】【相互信頼】【協力】【目標の一致】からなる【カウンセリング的人間関係】の確保である。
2.アドラー心理学ベーシック・コース(最終日)
午後は、アドラー心理学ベーシック・コースの最終日(オンラインサポート:天野 英子さん)。
(写真提供:前川公美子さん)
再受講、補講を含めて14名の受講者に対して「勇気づけ」三昧の日でした。
しっかりと【学びの共同体】が確立していることを確認できました。
予定通り17:15には講座を終えていたのですが、その後フランクな話し合いの時間を設けました。
そこで、ある方が学んでいた、アドラー心理学を標榜するコーチングの講座で「さすが」「すごい」などの言葉を使って勇気づけを奨励しているのを聞いてビックリしました。
こうなると、【相互尊敬】【相互信頼】【協力】【目標の一致】からなる【カウンセリング的人間関係】とは程遠い操作的な意図を感じてしまいました。
ヒューマン・ギルドの伝える勇気づけは、【相互尊敬】【相互信頼】をもとにしたものです。
■アドラー心理学ベーシック・コースの今後の予定は、次のとおりです。
アドラー心理学の基礎の理論を学び、生活に仕事に役立てられる講座です。
◆水曜4日間コース(会場参加型)
日程:2024年7月24日.31日.8月7日.21日(水曜4日間)
時間:全日10:00~17:00
詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/925
◆アドラー心理学ベーシック・コース 土日4日間コース(会場参加型)
日程:2024年9月コース 9月14.15.28.29日(土日)
時間:土曜13:30-19:00、日曜10:00-17:30
詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/244
◆アドラー心理学ベーシック・コース 土曜コース(6日間・オンライン開催)
日程:2024年10月5日.19日.11月2日.16日.30日.12月14日
時間:全日13:15-17:15
詳細確認及びお申し込み:https://www.hgld.co.jp/plecture/view/1159
受講料:会員71,500円、一般77,000円(税込)、再受講30,800円(税込、会員限定、4名まで)
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