おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
一昨日は、某航空会社様で3時間研修を2回、昨日は、駒場東大前近くで通信会社様の3時間半の研修を行い、疲労感で一杯でした。
昨日は、会社に戻ってから、オフィスの椅子に持たれて30分ほど寝ていました。
そんな日にふと思い出したのがこの本。
『すべての疲労は脳が原因』(梶本修身著、集英社新書、700円+税)
この本は、最新の医学を中心とした科学をもとに、仕事や運動をして体の疲れを感じるのは、エネルギー不足が原因ではなく、「細胞のサビ」=「酸化ストレス」によるものであり、「脳の自律神経の中枢」が正体であることを明らかにしています。
さらには、「栄養ドリンクや運動は疲れに効く」とか「乳酸=疲労物質」と思い込んでいる私たちに「すべてウソ!」と警告してくれます。
さらには、日常的な疲労の原因がいびきにある、というように、私の痛いところを突く本でもありました。
その上で、食事成分、「ゆらぎの」のある生活、脳疲労を軽減するためにワーキングメモリを鍛えること、などしっかりとした対応策も示してくれます。
新書の割にはやや難解な本ですが、疲労に関心のある方は、とても説得力のあるこの本から大きな示唆を得ることでしょう。
この本の目次は、次のとおりです。
はじめに 疲労を科学することとは
第一章 疲労の原因は脳にあり
第二章 疲労の原因物質とは
第三章 日常的な疲労の原因はいびきにあった
第四章 科学で判明した脳疲労を改善する食事成分
第五章 「ゆらぎ」のある生活で脳疲労を軽減する
第六章 脳疲労を軽減するためにワーキングメモリを鍛える
あとがきにかえて
この本もまた、先に読んだカミさんから強く勧められて読んだ本です。
<お目休めコーナー>9月の花(8)
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