アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
やや遅い時間の更新になりました。
スタッフに緊急事態が発生して、オフィスに誰もいなくなるので、出社して仕事をしています。
1.昨日は在宅勤務の日。
いつものように妻とランチのために出かけました。
途中、紅葉山公園を通り抜けました。
ついでにこちらは、妻が早稲田のお寺で撮った写真。
初冬の情緒もなかなかのものですね。
2.今日のテーマは「【不眠】の効用について」。
日曜日開催のカウンセリング演習で、クライアント役の方が「時々眠れなくなる」と語ったとき、カウンセラー役の人やオブザーバーは、「悩み事」と結びつけ、「お辛いこと」と捉えました。
私はこのことを「悩み事」や「お辛いこと」と決めつけることの危険性を警告しました。
毎日布団に入っても寝入ることができなかったり、早朝覚醒が続いて睡眠時間が削られる日々が続くならば、「悩み事」や「お辛いこと」に関連付けて、【不眠】の主訴を「どんなライフタスクが頭をよぎっているか?」をもとにアプローチすることも必要です。
しかし、時々不眠に襲われる状態の人には、「覚醒してこの機会に創造性を発揮せよ」という命令を受けたような瞬間があるのです。
今朝の私がまたもやその恩恵に預かりました。
明日、私はとてもチャレンジングな内容の出版企画の打ち合わせをします。
昨晩からその準備に入っていて、パワポのスライドを30枚ほど準備していました。
8割くらいが準備できていたでしょう。
ところが、今朝の不眠ー別名【早朝覚醒】ーによって、見逃していたアイデアが続々生まれてくるのです。
それで、布団の中にいるのがもったいなくなって、隣の書斎に移ってメモを書きまくりました。
主要な6つのアイデアが記録されました。
それに基づいて、今からパワポのスライドを補足します。
【不眠】についての教訓はこれです。
・カウンセリングの際に【不眠】の話を聞いたとしても、「悩み事」や「お辛いこと」に関連付けないこと
・【不眠】という主訴にそのまま反応せず、「眠れない時にどんなことが頭に浮かんでいるか」をもとに直面するライフタスクを明らかにすること
・【不眠】には【覚醒】のようなヒラメキ効果があるので、創造的な機能としてクライアントと共に対話によって【洞察】と【創発】の協力を進めること
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(1)過去3年間にカウンセリング道場に参加したことがある会員の方
(2)アドラー・カウンセラー養成講座修了者で現在も会員である方
日程:12月13日(金)19:45~21:45
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