モネの風景画が、好きである。
一連の作品「睡蓮」よりも、何故か、ポピーのある風景「アルジャントゥイユのひなげし」が気に入っている。
家から畑に行く途中、ただ今、空き地になっている宅地に、どこから飛んで来たのか、野生化したポピーが花を付けている。
通りかかる度に、モネの風景だなぁ・・・と、しばし、眺めているのだが、改めて、モネの絵をみると、全く、似ていないと判明した。
でも、私は、勝手に、「モネの世界」を想像し、悦に浸っている。
ところで、この「ひなげし」は、随分、たくさんの別名(その地方の呼び方か・・・)があると知った。
雛罌粟 (ひなげし)、雛芥子(ひなげし)、虞美人草(ぐびじんそう)、ポピー、アマポーラ、コクリコ・・・
それ程、華麗でもない花なのに、野原の草叢から、ぽっと、咲く風情が、何とも言えない雰囲気で、それに魅せられるのかも知れない。