我が家の周りには、「ウツギ」が綺麗な花を付けています(画像クリックで拡大画像が表示されます)
毎日新聞、5月29日朝刊から
「木語」金子秀敏氏・・・西沙の反日運動(抜粋)
南シナ海でいま中国とベトナムがもめている。
西沙(ベトナム名ホアンサ)諸島の「中建島」沖合で中国が石油掘削を始め、両国の公船が衝突した。
この争いはどちらに分があるか。
1923年、中国・海南島で西沙をめぐる反日運動が起きた・・・当時、西沙諸島は海南島・崖県が管轄していた・・・南洋興発(伊豆の花註1)は、西沙が中華民国領であると認識していた・・・その後、日中戦争が始まる。仏領インドシナを支配していたフランス当局が日本軍の南下に備えて仏極東艦隊に西沙を占領させた。続いて、日本軍の仏印進駐。戦後は1946年、中華民国の軍艦が西沙を接収した。
この流れから見ると西沙諸島の領有権は中国に有利。
だからベトナムは今回、中国の石油採掘に抗議する理由として主権侵害といわず、排他的経済水域侵害としている・・・。
(註1・・・戦前、台湾総督府が作った国策会社)
「街角から」ソウル支局澤田克己氏・・・なくなった違和感(抜粋)
「よい一日をすごしてください」
料金を払ってタクシーから下りる時、運転手から声を掛けられることが多くなった。
韓国のタクシー運転手がこうしたあいさつを始めてから、まだ10年くらいしかたっていないのではないか。
そもそも、韓国のサービス業はかつて、無愛想だといわれたものだ。
・・・官民挙げてのマナー向上キャンペーンが繰り広げられた2002年を前にした頃だろうか・・・正直に言えば、当時は「欧米のまねを始めたんだろうけど、何かにあわないな」と思ったから、強い印象が残っている。
でも最近、少し考えが変わってきた・・・違和感を持って聞こえたあいさつが、板についてきたように思える・・・少なくとも、不自然さを感じなくなった・・・「よい一日を」と声をかけられて、気分が悪い人はいない。
こういうのなら、まねだからというだけで否定してはいけないのかなと思うのである。
何度も言うようだが、私の新聞記事の捉え方は、斜め読みしかしない・・・である。
このところ、友人・知人と雑談をしている時、韓国や中国の話題になると、「あの国はキライ!」と、即座に言われることが多くなった。
この理由は理解できるし、多分、私自身だって、もろ手を挙げて、「大好きな国」とは言えないものを感じている。
でも、思うんですよね・・・その国の事情・思惑は、通り一遍の知識では判断できない(私の場合は、勉強不足なだけですが・・・)。
一方的なニュースを見るだけで、決めつけるような事だけは避けたいと思っています。
たまたま、同じ日に掲載された記事が目に止まり、ちょっとだけ、考える時間を持ったという次第。