(1) 根府川駅の近景 (2) 根府川駅の遠景(クリックで拡大画像へ)
[写真と文:NTさん提供]
時々、電車で東京に出かけている。
目的は骨董市又はカメラ店巡り(昔の機械式カメラです)、あるいは秋葉原で骨董ラジオ探しである。
自由気ままに行動するのが大好きだ。
シルバー川柳に、「欲しかった 自由と時間 持て余す」とあるが、確かに定年前には、好き勝手に会社を休むわけにもいかず、
自由と時間があったらなあ・・・と思ったものだ。
しかし、定年後にサンデー毎日となると、欲しかったはずの自由と時間が、有り過ぎて持て余す結果になるのです。
偶には、「今日は何しようかな?」なんて日もあるけれど、何かしていなければいられない性分であるから、何かしら始めたり
する。
しかし、これから、更に年をとると「起きたけど 寝るまで特に 用もなし」なんてことになるのだろうか?
いやだいやだ、これだけはなんとしても避けたいものだ。
(3) 熱海方面に向かう貨物列車(クリックで拡大画像へ)
東京に出かける時、新幹線を使わず東海道線を利用する。
急ぐ理由もないし、各駅停車に乗るのが好きだからだ。
以前から気になってしかたがない駅があった。
それは「根府川駅」である。
「ねぶかわえき」と読む。
電車がホームに停車しても、駅舎が無いのだ。
無いはずが無い。
その謎を解くために、ネットで調べてみた。
駅舎は、ちゃんとあることが判明した。
電車からは見えない位置にあるため、駅舎がないように思われただけのことだった。
(4) 誇線橋の中 (5) 誇線橋が駅舎に通じている(クリックで拡大画像へ)
急傾斜の崖っぷちであるため、駅舎は数段高い位置にある。
ホームからは、階段を上り、誇線橋を歩くことになる。
関東大震災の時、急斜面が崩れて、線路も列車も相模湾に水没したとのこと。
今でも、水没したままだそうだ。
今ではとても珍しい木造の駅舎だ。
初めて見ても、なんだか、懐かしさを感じる駅である。
鉄道マニアには、ずいぶん、人気があるそうだ。
今日(14日)は、午前中に畑の草刈を済ませてから、わざわざ、この駅まで、バイクツーリングで、調査にきた。
謎が解けて、今夜から良く眠られるに違いない。
※ NTさんらしいなぁ・・・by 伊豆の花