IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

ビキニ事件60年・・・毎日新聞記事から

2014-05-08 22:38:52 | この頃思う事


  「春紫苑(多分!)」という野草ですが、群落(という程、多くは無い)している姿は、結構、見栄えあり。

「姫女苑」という、よく似た野草もあるそうです。その違いが、なかなか難しく、ネットで調べ、茎と葉から「春紫苑」に決定しました。



[第五福竜丸・ビキニ事件60年] 国策の悲劇 繰り返すな・・・ 毎日新聞、5月6日付「記者の目」 静岡支局 平岡 雄太

相変わらず、数日遅れの斜め読みながらも、新聞を広げると、上記の見出しに目が止まった。

 

以前、TVで、偶然、「第五福竜丸」の映画を見た時、一般庶民の原水爆に対する無知さ加減に、悲しいような、やるせないような気持ちになった事を記載したと思うが、60年経った現在も、未だに、この事件の真相が明らかになっていない事を知った。

以下抜粋・・・
太平洋ビキニ環礁で行われた米国の核実験で1954年3月、静岡県焼津市のマグロ漁船・第五福竜丸が「死の灰」をあびたビキニ事件から60年が過ぎた。
日本の貨物船や漁船1000隻近くが被ばくした可能性がありながら、日米両国は当時、被害を第五福竜丸だけに矮小化した。
東京電力福島第一原発事故に見舞われても住民被ばくを過小評価し、原発再稼働を急ぐ日本政府の姿勢を見ると、「国策優先」という歴史が繰り返されているように見える。
国は今からでもビキニ事件の被ばく実態を調査し、放射線被害の教訓とすべきだ。
・・・事件から1年足らずの55年、米国は乗組員や全国の水産関係者らに計7億2000万円を「見舞金」として支払った。
以降、日本政府は「問題は解決済み」との立場を取ってきた。
この年、日米原子力協定が結ばれ、原子力基本法が成立。
日本の原発開発はビキニ事件にふたをする格好で国策として走り出した。
第五福竜丸の乗組員23人のうち16人がすでに他界した・・・日本政府がビキニ事件の因果関係を事実上認めたのは、事件半年後に急性放射線症で死亡した無線長、久保山愛吉さんだけである・・・・以上、新聞記事から一部抜粋。

 

長々と記事を引用したが、本当は、全部記載したいと思うくらいである。

政治に疎い私だけれど、この記事を読みながら、「韓国・慰安婦問題」も「中国・南京事件」も、同じところに問題がありそうと感じるが・・・
戦争も、せざるを得ないところに追い込まれたのかもしれない、原発は、経済を維持していくには必要なものなのかもしれない。
だが、真相を解明しない、リスクを隠ぺいする、等々、国民を言葉巧みに言いくるめるのは、もう、止めにしてと言いたい。
私達は、そんなに愚かな国民ではない・・・と、思いたい。 

TVドラマを見ていて、ある言葉が、棘のように心に刺さった。

You’d be surprised what you can make the general puburic belleve.
(民衆は驚くほど信じやすい・・・
日本語吹替訳

疑り深いより、信じやすい方が、可愛げがあるのかも知れないが、悲しいかな・・・世の中、そんな単純ではないと承知している。



 

コメント (2)
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