無暗に広がり増えた「十二単」の一部を別の場所に植え替えたが、ちょっと根付いた所を、山から下りて来るイノシシ(多分)に根元を掘られてしまったりで、なかなか大きくなれないでいたけれど、ようやく、花が咲くようになった。
本日は、姉が病院に行く(先月、「クモ膜下血腫」の手術をし、その術後検診で)からと、留守番を頼まれる。
畑の草取りをする予定でいたが、家を離れるのは不安(療養中の娘がいるから)だったから、さて、何をしようかと屋敷内を見回す・・・いやいや、すべきことは、多々、あるのだけれど、何となく動き回りたくない気分なので・・・
昨年春、手入れをせずに放置し荒れに荒れていた「小菊」を植え替えたのに、丁度、花が咲く秋、例の豪雨台風(19号だった?)で、滅茶苦茶になってしまって、面倒になったので、茎を根元近くから刈り取っていたのが、今年、それでも、芽を伸ばして来ている・・・そうだ、今日は「菊花壇(と命名した花壇)」の整備をしよう・・・そう、我が家の狭い畑より、もっと狭いからね、怠けたい今日の私には丁度イイ広さだ。
←菊の芽を傷つけないよう雑草を取り、固まった土を解す
一通り草取りが終わった所に、市役所から依頼されたという業者(かな?)が訪れて、先の台風(多分19号だったよね?)で被害を受けた場所の確認をしたいと言う。
我が屋敷は東側に山を背負っていて、そこの崖で、高さ2m、横巾2m、奥行1m程が、豪雨の出水で崩れたのだった。
その時は、崩れた崖の姿ではなく、山からのあまりにも多く流れ出る水量に恐怖を感じて、翌朝、調査に来た区の世話役さんに報告して置いた。
検分をしている業者さんが、「市の対策に該当するには無理かも知れない。ま、山の持ち主に言うしかないね」みたいに宣うのですよね・・・ま、そう出るだろうと予想はしていたから、特に文句は無かったが、ただ、自分自身が可笑しかった。
あの日の夜、山からゴンゴンと音を立てて流れ出る水を見た時、突然、山が崩れ落ちるのでは・・・という恐怖を感じて、朝まで、一睡もする事なく、雨の中を何度も、懐中電灯をかざして崖の様子を見に起きていた。
今、現実に崖は崩れたままの姿を晒しているのに、「山が崩れる」というあの恐怖は何処へ去ったのか・・・開き直ったのかな?
人間は(全部ではないだろうが)「喉元過ぎれば熱さ忘れる」らしいが、これも「生きる知恵」かも知れないと思う。
毎日毎日、危険を意識していたら、我が家のような劣悪環境の中では生きて行けない・・・ホント、心から、そう実感している。
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追伸:姉の診断経過は順調回復との事、来月に、も一度、MRI検査をするとか、念には念を・・・ですね。