見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

安徽・湖北・西安2011【2日日】上海→毫州(はくしゅう)

2011-08-12 23:57:41 | ■中国・台湾旅行
■毫州:毫州博物館~曹騰墓~曹操運兵道~華祖庵~花戯楼

 寝台車のベッドでは、未明の雷雨に何度か驚かされたが、明るくなる頃には晴れてきた。朝食は食堂車で麺。上海で乗車前に買っておいた菓子パンは出る幕なし。



 安徽省の毫州(はくしゅう)に到着。駅前には、やけに恰幅のいい曹操の像が立っている。ここは三国時代の英雄のひとり、曹操の故里として知られている(今回の旅の前半は、三国志ゆかりの地めぐりなのである)。毫州博物館に続いて、町中に点在する「曹氏家族墓群」のひとつ、曹騰(曹操の祖父、宦官)墓を見学。

 昼食後、「暑いから曹操運兵道に入りましょう」とガイドさんに勧められる。曹操運兵道は、曹操が作らせたと言われる軍用地下道。確かに地下は涼しい。頑強なアーチ型の煉瓦積みの坑道が、単線・複線・二層構造・循環路など、複雑に変化しながら、延々と続く。



(地下道前方の人影は、生きた人間です。念のため)



 古代の地下道の出入口が、にぎやかな町中にあるのも不思議。

 続いて、華祖庵は、古代の名医・華陀(華佗)の故地。日本人にとっては、やはり「三国志」の登場人物として親しい名前だが、中国人は、むしろ「五禽戯」と呼ばれる体操健康法の発明者として認識されているらしい。

 最後は、花戯楼。山陝会館とも呼ばれ、明清時代の山西・陝西商人が集まる会館だった。正門は石の透かし彫り。裏側が歌台(舞台)になっていて、木彫りで飾られる。奥は関帝廟だが、いまは小さな関羽像しかない。



(8/23記)


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