見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

アイスショー"Fantasy on Ice 2011 新潟"

2011-09-07 23:36:33 | 行ったもの2(講演・公演)
Fantasy on Ice 2011 in Niigata(2011年9月3日、18:30~)

 あまり得意分野ではないので、こっそり書いておく。昨年、バンクーバーオリンピックの余波で、フィギュアスケートって面白いじゃん、と思うようになり、とうとう人生初のアイスショー観戦(鑑賞?)に出かけてしまったのが「FaOI(Fantasy on Ice 2010)in Niigata」だった。S席1,4000円+1泊ホテル代+東京からの往復交通費って、我ながら、正気?と思ったけど、行ってみたら、全然損ではなかった。

 で、今年も注目していたのだが、6月の金沢は都合がつかず、7月の福岡はさすがに遠いな~と思って遠慮した。新潟公演は、なかなか出演者が発表にならなかったので、サイトをチェックしながら様子をうかがっていた。8月初め、ガチンスキーとトゥクタミシェワ(リーザちゃん)がINしたところで、覚悟を決めて、初日夜公演のチケットを購入。まさかの高橋大輔の出演は、そのあと発表になった。高橋選手のファンは多いので、職場で話題にしたら、羨ましがられるだろうなあと思ったが、私自身はあまり関心がない。

 日本人スケーターで、いちばん見たかったのは羽生結弦くん。昨年7月のFaOI新潟でファンになったあと、昨シーズンは大活躍が嬉しかった。今年は黒のタンクトップで登場、曲は「Vertigo」。遠目にも、体つきや雰囲気が、ちょっと大人っぽくなった感じがした。町田樹くんは、ランビエール振り付けの「ドンキホーテ」。端正で、王子様っぽくて、なかなかいい。今シーズンは注目しよう。

 ランビエール、ジョニー・ウィアが2プロずつ見られたのは嬉しかった。この二人は、ほんとに大好きだ。楽しいプロからシリアスなプロまで、持ちプロの幅が広くて、だけど何を滑ってもゆるぎない個性を感じさせる。私は、競技会よりショーに興奮する性質で、決められた演技をきっちりこなして金メダルをとる選手よりも、我が道を行くスケーターに魅力を感じる。エアリアルやアクロバットやフープなど、一種の際物芸で会場を沸かせるスケーターも、同じ理由で好きだ。

 安藤美姫、荒川静香は、ともに東日本大震災を意識した、しっとりしたプロで、じんわり涙腺にきてしまった。特に安藤さんは、昨年からずっといいなあ。アクロバットやフープに大笑いし、アントニオ・ナハロ氏振付のフラメンコダンスから、同じナハロ氏振付のジェレミー・アボットの演技に移行する流れにうっとりして、あっという間に終演。「夢のよう」とは、こういうときに言うのだな。フィナーレは、観客総立ち。出演者はみんな笑顔で、一芸披露にはじけまくっていたように感じたが、他の人のレポートを読んだら、やっぱり二日目(千秋楽)のほうが、一層盛り上がったみたいだ。来年も新潟公演があったら(あるといいな)2公演行っちゃいたい。
コメント
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