見もの・読みもの日記

興味をひかれた図書、Webサイト、展覧会などを紹介。

2013歳末旅行・中尊寺(平泉)

2013-12-31 23:52:18 | 行ったもの(美術館・見仏)
28日(土)夜、寝台急行「はまなす」で雪の札幌を離れ、29日(日)未明に青森着。ちゃんと横になれる寝台を取ったのだが、よく眠れず、結局、翌日が使い物にならないことを認識。

新青森から「はやて」で一ノ関→平泉へ。年末なので、もう美術館や博物館は開いていないだろうと思ったが、神社仏閣なら参詣できるだろうと思った。

ところが、誤算だったのは、平泉町の観光名所をめぐる巡回バス「るんるん」が年末年始の運休期間に入っていたこと。え!平泉観光協会のホームページにもそんなこと書いてなかったぞ!

しかも、青森→八戸あたりで、いったん少なくなった雪が、北上あたりからまた多くなって、想定外の大雪。まあ、札幌から冬靴で来ているので、足もとは心配ないけど。

せっかくなので、タクシーで、中尊寺だけでも寄っていくことにする。運転手さんの話では、平泉周辺では、めずらしい大雪だそうだ。

広い境内では、お寺の皆さんが、男性も女性も総出で雪かきに追われていた。

まず2000年に新築された讃衡蔵という宝物館で、大きな三尊仏や経典などの文化財を拝観。

↓金色堂(の覆堂)。ここもタクシーの運転手さんが、最近、LED照明になって見やすくなったと言っていらした。金色堂って、屋根だけは板葺きだったんだなあ(でも屋根の反りの形がとても美しい)。


覆堂の屋根から雪がなだれて落ちてくるのが怖かった。

↓経蔵。中尊寺経の底本になったのが宋版一切経(当時の最新版)であることに何気に感激。


↓石灯籠のかたち通りに積もった雪。


↓弁慶堂。弁慶と義経の木像を祀る。どこに行っても弁慶は愛されてるなあ、日本人に。小柄な弁慶みたいなお兄ちゃんが、力強くお堂の前を雪かきしていた。


この日は仙台に一泊。仙台には積雪なし。

30日は、震災以来はじめて、宮城県・福島県を通過して帰京した。新幹線の車窓からは、のどかな田園と地方都市の風景しか見ることができなかった。

2013年の大晦日の夜も更けつつある。みなさま、よいお年を。

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