素晴らしい風景!!

色々歩いた山や国内の風景等をご紹介いたします。

🐾 初秋の相倉合掌造り集落散策 🐾

2016年09月08日 | 世界遺産

相倉(あいのくら)集落は庄川からやや離れた段丘上に位置し、北東にゆるく傾斜する細長い台地に広がっています。

                                                        この集落にある 32戸の住宅のうち 23戸が合掌造り家屋となっています。                            相倉集落に現存する合掌造り家屋の多くは、江戸時代末期から明治時代に建てられたものですが、最も古いものは17世紀にさかのぼると考えられています。

                                                     史跡として保存される範囲には、これらの民家だけでなく、田畑・山林・池・道路・屋根葺きに必要な茅を取る「茅場(かやばや集落を雪崩から守るための「雪持林(ゆきもちりん)までもが含まれます。                           相倉に訪れると、集落と周りの環境とが織りなす美しい風景を目の当たりにすることができます。

平成7年(1995)12月、ユネスコの世界遺産一覧表に文化遺産として登録されました。                                       相倉には 23棟の合掌造りが現存しますが、約100年~200年前の建築物が多く、古いものは 400年前に建造されたと言われています。                                             屋根の勾配は急で 60度。                                  断面は正三角形に近く、つまり雪が滑り易い形になっています。

                                                      この大きな屋根を支えるのは、根元の曲がった「チョンナ」と呼ばれる太い梁。                     山の斜面に生育し自然に曲がったナラを用いているとのことです。          また、合掌の組み立てには釘は一切使わずに縄とソネと呼ばれるマンサクの木を使っているようです。                                 屋根の葺き替えは15年~20年ごとに、森林組合が中心になって行われています。

雪深いという厳しい自然に対応する強固な造り、さらに生活の場と生業の場をひとつにした合理的な建築になっています。                          人々の生きる知恵が生んだ偉大な発明、それが合掌造りと言えます。

 

旧五箇山街道                                                   JR城端(じょうはな)線終点の城端駅から五箇山へ入る国道304号線に、冬でも車で通れる悲願の五箇山トンネル(3072m)が開通したのは昭和59年3月10日だそうです。

                                                       そのお陰で今までは、人喰谷という羊腸の道を登って細尾峠を越えて、車で 30分はかかっていたものが、5分で通過できるようになりました。

                                               その細尾峠が開かれたのは明治20年であるが、自動車の通れる道路が出来たのは昭和2年のことだそうです。                               それ以前は若杉から唐木峠へ上り、人喰谷の谷を巻いて朴峠を越え梨谷へ出た。   城端からこのルートを通って下梨へ来ると延長 4里(1里⇒約3.9Km)で人々は重い荷物を背負い往復した歴史街道である。 

 

      


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