年間を通して人気の高い『乾徳山』(標高2,031m)に行って来ました。 笛吹川沿いに走る 国道140号線を北上し、道の駅「まきおか」を通過、その先の三富郵便局を右に見送った先を左折し、徳和川に沿って登る。 のどかな山村「徳和集落」の中央だろうか?大型バスが待機できる徳和公園に9時25分到着した。
標高2,000mを超す高さと森・草原・岩場と変化に富んだ山歩きが楽しめるので、沢山の方々の参加があった。 出発準備と入念な準備運動を行い、9時45分出発。
徳和川沿いの集落の中を30分ほど登ったら「乾徳山登山口」の標示板が見えた。 ようやくここからが登山と言う雰囲気の道になった。
登山道はしっかりしており歩き易い。 採石用の林道を10時半通過。 荷は8キロ程なのに、足が凄く重く感じた。 今回は皆さんが歩く中盤を担当したが、前と離れてしまう事が多かった。 銀晶水通過10時43分。
2回目の林道を10時55分に横切り、駒止と言う所を11時5分通過し、錦晶水に11時35分到着。 水場のある明るい感じの場所であり、昼食とした。 駒止から上部は岩がゴロゴロした中の登りであった。
錦晶水の所は水の流れも有ることからカエルの声が聞こえ、周りの樹林の中からはハルゼミの合唱がとても賑やかでした。12時5分出発。
歩き始めて間もなく、登山道の様子が岩場から草原の中を歩く感じで、傾斜も緩やかになり一寸ホッとした。
ここは国師ヶ原12時13分通過。 道は広く、レンゲツツジがお出迎えで元気が出た。
枯れたカヤトが見え秋の感じ、その中を登りつめて大きな岩が見えた。 月見岩である。 12時40分着。5分の小休止。
月見岩より勝沼町遠望す。
ここからは乾徳山に向けて尾根を詰める。 1,765mの扇平を12時50分通過。
広々とした草原感覚の雰囲気はここまでで、この先は大きな岩がゴロゴロした原生林の中を進んだ。
濡れた木の根に足を滑らせない様に注意しながら、大きな岩の割れ目にあるハシゴを抜け、岩も徐々に大きさを増し3本のクサリが目に入り、スタッフ3名で皆さんの補助に回った。
山頂直下の最後の大きな岩場に着いた。 約15m程のクサリ場である。
1名の方だけ巻道経由で山頂へ向かわれたが、残り全員が岩とクサリにへばり付きながらも登頂された。 1人1分以上かかる方もおり30分ほど掛かったが、皆さん無事に登頂でき達成感を充分に味わって頂きました。13時50分着。
山頂には恵林寺の奥の院になる、小さな石の祠がありました。 そうです 武田信玄公の菩提寺『恵林寺』の山号は「乾徳山」であります。 山頂は狭く自分たちパーティーだけでも一杯で、14時15分順次下山。 平日で良かったと思いました。 天気は下り坂で富士や360度の山岳風景には恵まれませんでしたが、雨に降られず助かりました。
登頂してホッと、と気の抜けないのが下山時、自分たちは浮石、濡れた木の根、滑り易い岩や土、飛び出した枝に注意して頂くよう声を掛けながら進んだ。 月見岩(15時通過)までは往路を戻り、そこからは道満尾根経由で徳和集落に下山。
皆さん岩の多い本峰下山には神経を集中され、大分疲れたのではと思います。
月見岩からの道満尾根はハイキングの感じに様子が一変し気のゆるみが出たのか、転倒者2名、長時間歩行に膝が耐えられず、膝が笑い出してしまった方が1名。 でも3名の方々、大事には至らず、無事バスまで戻りました。
補助の役目が足りなかったことが悔やまれますが、転倒者が出た時、皆さんが一斉に救急薬品を持ち寄って下さったことに、ビックリと言うか感謝でした。 徳和公園へ下山17時15分。 お疲れ様でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます