朝食を済ませ、お昼用のお結びを頂き、水を補充し出発の準備を整えた。 このパーティーの仲間は集合時間や決定した事には先手、先手で事を進めてくれるので、自分も遅れない様に心掛けた。
針ノ木小屋付近から見えた山々。槍穂高をこんな形で見たのは初めてである。 針ノ木岳(2,820m)への登高中にも白馬岳や剱岳も見る事ができた。 カメラを持っていると山は好天が一番とつくづく思う。でも雨の良さもありますよ。
昨日の雪渓登高で、厳しかったと言われた5名も、今日は順調に歩け針ノ木岳に8時40分登頂した。
山頂からは白馬を始め後立山連峰が望め、その稜線が自分の足元まで続いており、後立山連峰の広大さにビックリである。 三脚なしで超望遠を使い白馬岳を狙ってみた。多少のブレはゴメンナサイです。 良く見ると白馬山荘が見えますね。
西側眼下には、黒部湖、立山三山、剱岳のパノラマが広がっていた。 9時に針ノ木岳を後にし、スバリ岳に向かった。針ノ木の下りは剱・立山・黒部湖を目の前に見ながらの下りで、足元や落石に充分注意をした。
スバリ岳(2,752m)到着10時15分。 後方の山は左が「立山三山」で右が雪と岩の殿堂「剣岳」です。
どこの山頂も360度の素晴らしい景色で、ここからはまず、今回の山行の目玉『針ノ木岳』をご紹介。男性的な山です。
そして、その左手コマクサの群生していた『蓮華岳』をご紹介。 こちらは女性的な感じです。
スバリ岳を越えたら長い吊り尾根状の稜線を赤沢岳に向けて進む。 ビョウブ尾根の手前は扇沢側に通過後は黒部湖側にヤセ尾根が切れ込んでおり、歩行バランスと足元に神経を集中して通過した。
赤沢岳(2,677m)手前からは目の前に立山三山が望めた。 7月と言うのに、まだまだ雪深さを感じ、見ているだけで涼しさがもらえた。
赤沢岳登頂13時40分。 雲が湧いて来たが、周りの山岳風景は、まだまだ楽しめた。
今日の最後のピーク鳴沢岳(2,641m)に向かう途中、去年の9月に登った、黒部下の廊下から内蔵助谷と内蔵助平が俯瞰でき、懐かしくしばし眺めた。
鳴沢岳山頂着14時50分。 遅れ仲間で記念写真撮影。遅れ組なのに何故か皆元気が良い。
その元気で1時間頑張ってもらい、16時今日の宿「新越山荘」(2,462m)に到着した。 昨日よりは早く小屋入りできたので、食事前に小屋前のテーブルベンチで無事到着の祝杯をあげた。
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