最近の小屋は二重窓等、以前の造りより格段に向上し、小屋の中が寒いと言うことは、ほとんどなかった。トイレも衛生的な作りとなり快適である。
今日の行程は扇沢に下るだけののんびりしたコースである。 朝食5時。綺麗に完食できた。小屋から水1L無料券を下さり、出発までに補充した。 天気は快晴ではないが、まずまずの天気である。
新越山荘前で準備運動を行い、出発6時。 山荘前からは前々日に登った日本三大雪渓の1つ『針ノ木雪渓』が正面に見えた。 細い雪渓で上部の斜度がきついのには、改めて驚いた。左手に見える雪渓が針ノ木雪渓です。右手の雲に隠れているのが「針ノ木岳」です。
今日のコースには1ピーク、岩小屋沢岳(2,630m)があり、皆元気で涼しいうち「コバイケイソウ」や「シャクナゲ」、「ミヤマキンポウゲ」などの花々に励まされながら7時に登頂できた。山頂はガスで覆われ視界ゼロが残念であった。
後立山連峰最南端の稜線上であり、小さなピークを上下しながら種池山荘を目指した。 棒小屋乗越手前で黒部側を巻く手前の尾根沿いに熊が走り回っている姿を同行者と共に確認し、糞も確認した。危険は避けるべく、巻道を休憩なしで通過した。
棒小屋乗越を通過してから前方に種池山荘を確認。 この付近は、お花畑がありノンビリと高山植物を鑑賞しながら稜線歩きを楽しんだ。
種池山荘到着8時半。 大休止をとり扇沢まで3時間の柏原新道下りに備えた。 天気は回復し、山荘の手前にはキヌガサソウの群落が見られ、南側斜面にはコバイケイソウの群落が広がり素晴らしい景色を見る事ができた。
9時に種池山荘を出発。 最初はお花畑の中の下りで快適であったが、しっかり整備された登山道とは言え、3時間の下りには参った。 12時、扇沢の橋の柏原新道登山口に全員無事下山した。 皆さんとお疲れ様のハイタッチ。
行動時間も表示していただき、大変参考になりありがとうございます。
機会があればチャレンジしてみたいですね。
いい写真を撮るためにカメラ二台、レンズも広角から望遠まで持って行くとのこと
ご苦労があり、素晴らしい景色と花を見せてもらえるのですね。
楽しみにしています。