あしがり郷『瀬戸屋敷』で2月12日(火)から3月3日(日)まで、瀬戸家収蔵の雛人形や手作りによる、つるし雛を飾った「ひなまつり」が開催されています。
大きなお屋敷内いっぱいに雛人形が飾られ、また7,000個以上のつるし雛も合わさり、色鮮やかに女の子の節句が表現されています。
核家族化している現在、各家庭で雛人形を飾ることは減っているように感じられる中、地域で伝統文化を伝えるべく貴重な雛人形を展示公開して下さることは、本当に有難いことです。
神奈川県 開成町にある『瀬戸屋敷』は代々地元の名主を勤めた瀬戸家の屋敷で江戸時代の農村文化を今に伝える開成町の重要文化財となっています。
3月3日に行われるひな祭りは、雛人形を飾り、白酒、ひし餅、ハマグリの吸い物などで祝うのが一般的のようです。
ひな祭りの原型行事は古代中国から伝わり、江戸時代に庶民の間に広まり、ひな段に雛人形を置くと共に桃の花を飾るという、現在のひな祭りに近い形になったようです。 桃の木は、中国では悪魔を打ち払う神聖な木と考えられ、ひな祭りに飾られるようになったと言われています。
俗に雛人形はあまり長く飾ると女の子の婚期が遅れると考えられ、ひな祭りが済んだ翌日以降、早めに片づける風習になっています。
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