行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

沼澤氏の「にいがた星紀行」

2008年12月05日 | 本・雑誌・映画

このところお天気続きの新潟地方。夕方帰りになると、西の空にくっきりと三日月が…きれいですよねー。数日前は、金星と木星を一緒に従えて、美しい天体ショーを見せてくれていた。

Dsc06467 星の話と言えば、以前このブログでも紹介した沼澤茂美氏(8月23日参照)。そう、「胎内星まつり」を創設・主宰するイラストレーターで天文研究家だ。その沼澤さん、本を出した。「にいがた星紀行(野島出版・2000円)」がそれだ。

沼澤さんは地元M市出身。こよなく天界を愛していることはもちろん、この本を見ると「ふるさと新潟」を愛していることが分かる。地元紙などに連載した同タイトルのコラムに加筆、新潟に関連する星にまつわるの話をまとめたものだ。

単に天体のことを紹介するだけではなく、地元新潟の風土や歴史、興味深くも美しく幻想的な写真やイラスト、火星人や宇宙旅行の話など、とにかくサービス精神にあふれていて、天文知識のない私でも十分楽しめる。

今年、初めて沼澤さんに会ったが、その気さくな笑顔と話しっぷりに引き込また。テントからテントに渡り歩き、多くの人々と会話を楽しみ、酒を酌み交わす…そんな沼澤さんの人柄がにじみ出ている本である。

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