JR東日本で、12月ダイヤ改正の概要が発表された。羽越線・白新線は接続改善などが主で大きな変更はなしと考えていい。
JRの発表だと、「豊栄行を村上行・新発田行に変更」とか言ってるけど、列車本数が増えているではない。いなほ号の「到達時間の短縮」も、酒田から5分?ダイヤの隙間を縫うのも、もはや限界でしょうねー。
今回のダイヤ改正で影響が大きいのは、青森を中心とする北東北地方。東北新幹線が、いよいよ新青森までの営業を開始する。
それに接続する青森周辺の特急列車の本数は、特に変わりなし。函館方面の「白鳥」は10本、奥羽線の「かもしか」、「いなほ」は「つがる」に統一。弘前・青森・八戸間の特急は、実質少なくなる。
そこで期待がかかるのが、「白鳥」の時のように、E751系「つがる」の「いなほ」への運用替え?
しかし、残念!E751は、交流専用電車。羽越線のような、交直混合、はちゃめちゃ路線では運行できない。この列車、保安装置未登載の関係で、青函トンネルも走れないことからすれば、その後の運用を考えて製造されたものなのでしょうか?まだ10年ほどしか経ってないはず・・・。(写真下:E751「つがる」の外観・車内、2003年7月・青森駅で)
もったいない!交直装置って、後付けできないのかなー?根幹部分だからねー。
東北新幹線の開業で、更に裏街道と化す羽越線。当分「いなほ」は、485系のおフルが続くことだけは間違いなく、本日開催のシンポジウムの表題にある「高速化」とは無縁の一途をたどるのであった!