2014年ばかり考えていると憂鬱になってくるので、これくらいにしたいのだが、この問題は上越地方だけでなく、新潟県全域で鉄道運営や利便性に問題を及ぼす。
まず、黒字運営を続ける第3セクターの優等性「北越急行」。なぜ、豪雪地帯の超ローカル線が黒字?それは、越後湯沢から北陸方面に向かうJR西日本の「はくたか」が乗り入れによることによる収入が大きい。
当然、新幹線開業とともに、「はくたか」は廃止となり(北陸新幹線で名称が残るかも?)、北越急行も大きな収入源を失うことになる。(北越急行は、それを見込んで蓄えているとのことです!)
加えて、湯沢発着の新幹線が減るばかりでなく、上越新幹線は北陸・長野の支線と化し、運行本数の減少、高崎での長野方向からの列車との連結なども考えられ、時間がかかったり、8両編成(ハコの減)になることも考えられる。
というのも、大宮~東京間は超過密ダイヤ。臨時を含めるとき、5分間隔で新幹線が走る。これ以上本数を増やすことは限界がある(いまでも埼京線の各駅に抜かされるでしょ?)。
そのような不便さを受け入れざるを得ない新潟県民。特に、今回のダイヤ改正で、僅か数分到達時間を短くした羽越線の「いなほ」の努力も水の泡。庄内地方は、飛行機にシフトするだろうなー。正に「しょうないなー」ってな感じ!
(写真:681系「はくたか」北越急行仕様、2002年7月・越後湯沢駅で。ほくほく線内では国内最高時速(160キロ)を誇る高性能車は、その後の活用も注目される。交直両用車(60キロHz)ですから。)