昨日は一日中雨。そんな中、行われた「奥胎内ダム」の定礎式。本格的にダムのコンクリート打設工事が始まる前、工事の安全を祈願して行われる儀式。
その内容はというと、ダム建設現場の中央の穴に「定礎石」という石を埋設するものだが、置かれた石を関係者によりコンクリートによりダムの底になる部分に接合。周囲に、子どもたちの願いこめたメモリアルストーンがちりばめられ、最後にパワークレーンで運ばれたコンクリートが一挙に流し込まれる。
特に、定礎石が法被を着た工事関係者の威勢のいい掛け声と、ステージ上からは木遣保存会の歌とともにゆっくりと運ばれる。近代土木工事の粋を結集したダム工事現場ながら、代々継承されてきた歴史・文化を感じさせた。珍しいもの見せてもらいました。
それにしても寒かった!現場は当然ながら山の中。時折、激しい雨に見舞われる式典は、冬の到来を間近に感じさせた。式典関係者も、ずぶ濡れになっていたけど、お疲れ様でした。
(写真上から、関係者による万歳三唱、定礎石の埋設、コンクリート打設)