上の写真は、見方によると「見世物小屋」の内部にも見えないでもないのだが、実は地元で調査が進む古墳の発掘現場での説明会の様子。
発掘現場を雨風から守るための仮設の建屋の中、右の学芸員が説明会に訪れた左に並ぶ見学者に対し、遺構から発見された遺物などを説明している。
この古墳は「城の山(地元では「ひと籠山」、「大塚山」と呼ばれる。)」といい、最近(平成17年)古墳であることが確認されて以来、発掘作業が進められていた。今回、6回目の調査で、剣や矢じり、玉などの副葬品が確認され、前期古墳時代、日本海側では最北の古墳ということもあって注目を集めそうだ。
世は歴史ブーム。市内の限定された説明会の開催周知ではあったが、老若男女150名の歴史ファンが参集し、順番に墳丘部の狭い発掘小屋に足を運び、歴史ロマンに思いをはせた。(2010年8月1日の記事の続報です!)
(写真下は、「城の山古墳」の全景)