EURO2012は、欧州経済危機の真っただ中にあるスペインとイタリアの対決。救済資金を導入しなければならないという時期に、準決勝も現地まで応援に出かけたドイツのメルケル首相の胸中は複雑だったのでは?
今回も爆発的な強さというよりは、アラゴネス前監督から踏襲されたポゼッション&パスサッカーは健在で、スペインが連覇。決勝戦は、点差ほど力の差はなかったし、イタリア的が攻撃サッカーをしかけてきたことは今後も注目だ。
若い時からスペインの代表であるDFセルヒオ・ラモス(レアルマドリード)。今回も、優勝を決めた後のピッチにプエルタを連れてきた。セルヒオ・ラモスはセビージャの出身でカンテラ育ち。試合中に倒れて、その後亡くなったプエルタと同じ時期にトップチームに昇格した同期のサクラ?
前回ユーロでは、プエルタも代表入りという時のショッキングな出来事は、スペイン国内ならずも、リーガファンに衝撃を与えた(2007年8月29日、9月10日記事でも触れているので参照を!)。
この時以来、セルヒオ・ラモスが代表戦でプレーするときの背番号は「15」。プエルタの代表デビュー時の背番号だ。前回、W杯の時と同様、プエルタのプリント入りTシャツを着て表彰式に登場。試合以外にドラマは各所にあるんだよ。
(写真下:カップを手に場内を凱旋する途中、プエルタの写真入りのTシャツを着て参加するセルヒオ・ラモス。娘さんでしょうか?背番号は15。WOWOWの国際映像から)