「淀の走り心地はどうだ!」ハイセイコ、「菊の季節に桜が咲いた!」サクラスターオーなどの名ゼリフ。この日のBSフジ「その時、私は」に登場したのは、競馬実況の神様・杉本清。75歳にもなったんですねー。
休みの日の午前中、すっぽりテレビにのめり込んでしまったが、当時から、関西テレビに素晴らしい実況をするアナウンサーがいると有名でした。感情で実況をすると言われていたが、禁止されていたものの自分の実況レースは必ず馬券を握りしめていたとか。
特に、関西人らしくテンポントをこよなく愛し、長く続いた関東馬に対抗意識を露わにすることもしばしば。「見てくれこの足、これが関西期待の星!」、「ムチなどいらぬ、押せー」テンポイントへの応援実況だ。
関西テレビ所属(定年後、フリーアナウンサーとして活躍)ながら、中山競馬場の有馬記念を実況。テンポイント、トウヨウボーイ、グリーングラスの三つ巴のレースで、「あなたの夢が、私の夢が走っています」とのセリフは、彼の代名詞になった。「私の夢」とはテンポンとなんですねー。