行き先不明人の時刻表2

何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

陸前高田は、いまなお復興途中

2015年07月04日 | 旅行記・まち歩き

3月以来の東北復興支援ツアー。
一ノ関から気仙沼に入るコースは2年前の南三陸方面と同じだが、今回は気仙沼から北に向かう。実に10年以上前、長男と列車の旅以来のコース。ただその時と違って、JR大船渡線の気仙沼と盛の間はBRT路線だ。
途中、陸前高田に差し掛かる。ここでの光景は、二年前の南三陸と同じ状況だ。津波で廃墟となったビルに、だだっ広い何もない海岸端に、盛土がされている。いわゆる、かさ上げ工事だ。
写真で「奇跡の一本松」、確認できますか?工事現場付近に松原が広がっていたと思うと、直視すらできませんわ。
BRTも生活路線を歌いながらも、自分も含めて観光客であるバスの中の乗客は声が少なくなる。皆同じ気持ちになんだね。ア然ですよ。工事車両だけが、けたたましくうごめく音も、今の三陸の光景でもある。
盛から、復興見物の新潟県観光客&ゲートボール大会参加者の酔っ払いと三陸鉄道南リアス線に乗って、何だか悲しくなる。
一路、注目の釜石へ(続く)。
(写真下は、BRTの駅前に設置されている、プレハブの陸前高田市役所。官民限らず、主要なプレバブも多い。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする