東北復興支援の旅、最後に紹介するのは、乗り鉄の本領発揮?釜石線を走る「SL銀河」を紹介しておきたい。
まず、牽引するSLはC58-239号機。古くから宮古機関区・盛岡機関区に所属し、引退後ほ盛岡の公園に静態保存されていたが、東北復興支援にと復元された。
「SL銀河」の名前は、もちろん地元の童話作家である宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」からくる。これをコンセプトに、車両は自動車デザインなどで知られる奥山清行氏が製作に携わった。
外観は青に星座をあしらったもの。車内はレトロ風に仕上げられており、注目はミニプラネタリウムを車内で上映する。売店では銀河鉄道のグッズの品揃えも多数。ただ車内は、客車じゃなくて「キハ141」でしたがー。
花巻と釜石を土日でゆっくりと一往復する。スローなスピードもDCの牽引も、かなりの勾配の仙人峠があるから。本来釜石線の主流蒸気機関車はD51だった。
今回は、急きょ橋野鉄鉱山を見学したため、下り遠野~釜石間の1時間半だけの乗車になったが、まあ十分かなー。乗っていてもSLが見える訳ではないし、牽引されている気もしない?まあ、煙の匂いと汽笛は旅情がありますし、沿線の方々が一生懸命手を振ってくれる。走ることが復興の象徴となっているんだな。