行き先不明人の時刻表2

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EURO2020、実際デンマークが作った「エリクセン伝説」&「コペンハーゲンの奇跡」

2021年06月24日 | スポーツ・スポーツ観戦


寝不足が続いているのは「EURO2020」のせい。昨年開催予定の欧州サッカー選手権が1年延期され、ヨーロッパ11都市を会場に6月11日開幕、現在グループリーグを終了し、この週末から決勝トーナメントに入る。
いつものごとく、選手名鑑を買って、今後ヨーロッパの各リーグで活躍しそうな若い選手を探す毎日。そろそろメディアの有望株を紹介し始めていることもあり焦りも感じるのだが、とても感動的な試合が続くので、まずグループリーグのベストマッチを選びたい。
グループD、イングランド対スコットランドの英国対決。スコアが0-0だがこれがベストマッチだろうと思っていたのだが、グループBのデンマークが最終戦で感動的な試合を見せてくれた。



デンマークの初戦はフィンランドとの対戦。ここでアクシデントが起きる。デンマーク代表の司令塔で絶対的なエースであるクリスチャン・エリクセンが突然ピッチに顔をうずめるように倒れ込む。前半が終わろうという時間帯。
主審がすぐに試合を止め医療スタッフが駆け寄る。ピッチ上で心臓マッサージが行われるという衝撃的な映像が映し出され、両チームの選手・スタッフ、スタンドのサポーターも手を合わせて静まり返る。
エリクセンはそのまま救急搬送されるが、意識を取り戻し、試合は再開。ボール支配率で上回るデンマークだったが、後半1点を取ったフィンランドが逃げ切る形で勝利を挙げた。そんな試合があった。(写真上:フィンランド戦線))



デンマークは2戦目、優勝候補にも挙げられているベルギーと対戦し、先制しながらもケガから復活のデ・ブライネに決勝ゴールを決められ逆転負けを喫す。最終戦まで勝ち星はなく、グループ最下位のデンマーク。
三戦目は強豪ロシアとの戦い。新鋭デムズゴーのゴールに始まり、後半ポウルセン、クリステンセン、メーレのゴールデ4-1で圧倒的な強さを発揮したデンマーク。まさに神がかり的な、いやエリクセンの気持ちが伝わったか、エリクセンに伝えようとしたのか?
同時刻で行われていた同グループのベルギー対フィンランド戦で、フィンランドが負けたことにより僅か1勝、勝ち点3ながら、最後の最後にデンマークはグループ2位で決勝トーナメントに進むことになったのだ。



今回のEUROは、先に触れたとおり11都市での分散開催。ただ、デンマークはグループステージの3戦全てを地元コペンハーゲンで戦った。ロシアのサンクトペテルブルクも会場の一つで、どちらで試合をやるかクジ引きだったそうだ。
デンマークには、ワールドカップ日韓共同開催時、トマソン伝説というのがあった。トマソンのいいひと伝説がどのようにして生まれたのかは定かではないが、自分にとっても印象に残るゴシップであった。
しかし今回の「エリクセン伝説」は実際の話として語り継がれるだろうし、会場のクジ引きを含めて「コペンハーゲンの奇跡」と名付けたいと思う。デンマーク、万歳!(写真はいつもながらWOWOW放映を拝借)




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