

また、ダムの紹介になりますが、決してダムマニアではありませんので。
ダムカードも、訪ねた先に置いてあって、記念にと思って持ち帰っているだけ。といっても、数枚手にしただけで、カード入れるケースを買おうかとも思う、なんちゃってマニア。
まあ、重力式コンクリートダムの重厚な姿も頼もしいが、そんな気持ちにさせられるのが「ロックフィルダム」。文字のごとく、石積みのダムのことである。
新潟県内にあってもロックフィルダムはあちこちにあるのだが、堤高が高く、堤体が緩やかに曲線を描いている。そして越後三山の中ノ岳をバックに、ダム湖である「しゃくなげ湖」が輝く、ダムも景色も最も美しいといっていいのが、今回紹介する「三国川(さぐりがわ)ダム」だ。
堤高119.5m、堤頂長419.5m、総貯水量は2750万㎥。県内のロックフィル構造としては群を抜いての規模となる。
平成6年(1994年)完成。国土交通省北陸地方整備局が管理する直轄ダム。


信濃川の最大支流は魚野川。その魚野川の支流が三国川ということになる。
県内の信濃川支流とすると、破間川(509㎢)や渋海川(328㎢)の流域面積からすると、それほど守備範囲は広くないが(110㎢)、なにせ越後三山の雪解け水を受け止めるとともに、急流が特徴の川だけに、しばしば洪水を引き起こすこともあった。
先に紹介した大石ダム等と同じく、洪水調節と流水の正常な機能維持を主目的に、水道や発電にも利用されている。
訪れたときは曇り。新緑が輝くというところまでは行かないが、ダムも景色もきれいだった。
反面、常用洪水吐からは轟音とともに水が流れ落ちていて、これが非常用洪水吐からだと大迫力なんだろうな!(放流寺は危険ですので近づかないで!)
ダム左岸の公園には、ダム湖に名付けられている石楠花(しゃくなげ)が咲いていた。さすが国土交通省!行き届いています。
ただ、残念なのは、堤体内に設けられた監査廟(ダム点検用トンネル)のツアーは、専用エレベーターの点検により中止!(そんなツアーがあることは、現地行って知ったことなので諦めないと。)
また、ここにも忘れ物を取りに来ることになるんでしょうか?いや、ぜひまた来てみたい場所でもあるので、喜んで!


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