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何も考えずに、でも何かを求めて、鉄道の旅を続けています。今夜もmoonligh-expressが発車の時間を迎えます。

台湾の観光客にも有名!第一只見川橋梁のビュースポット

2021年06月03日 | 土木構造物・土木遺産
さてさて、橋の紹介ではあるが、この度は鉄橋。それもかの有名で貴重な橋を、遅まきながら紹介することにする。(福島県ですが、分水嶺は越えていませんからね!久々の鉄ネタでもある。)
会津若松から只見川沿いに走り、新潟県の小出(魚沼市)に抜けるJR只見線の橋。「第一只見川橋梁」がその橋である。その名のとおり阿賀野川(阿賀川)の最大支流でもある只見川に架かる橋。
只見川に絡んで走る只見線には8つの橋梁があるが、下流から第一、第二と名付けられているので、一番下流の橋ということになる。(只見線の方が、阿賀野川渡る磐越西線の橋梁数より多い!)



橋の所在地は、福島県大沼郡三島町。只見線で会津若松から只見方向に向かう列車は、会津桧原駅と会津西方駅の間で最初の只見川を渡る。
ただ、橋はなかなか人を寄せ付けない場所にあって、眺望がきくポイントへ行くには、国道252号沿いの道の駅「尾瀬街道みしま宿」の駐車場にクルマを止めて、歩いていかなければならない。(旧252号の廃道から撮影することもできるらしい。)
国道を柳津方向に橋を渡り、そして遊歩道を少し登ると「第一只見川橋梁ビューポイント」がある。三島町が、多くの写真撮影者のために整備したもので、そのほかさらに上に登ったところにも展望台や第二橋梁を見ることのできるポイントも整備されている。これが超人気の観光スポットとなっている。



橋は、上路式で、構造とすれば2ヒンジのスパンドレル・ブレーストバランストアーチ。鋼製のものでは戦前では最大スパン(174m)で、珍しい構造、貴重な鉄道遺産であり、かつ素晴らしい景色に恵まれた橋だ。(土木学会「現存する重要な土木構造物2800選」でAランク)
全国の鉄道ファンが集まるスポットだと聞いてきたが、私が訪問したときには先着同業者が1名のみ。コロナの影響か?ただ、この時期には川霧が立ち上り、冬の雪景色と共にとても幻想的な姿を見せてくれるのだ。(写真下)
平成29年10月からの半年間で、この山の中の田舎に訪れた外国人観光客は1,000人を超える(駅での集計ですので、その数は何倍にもなるのでは?三島町観光協会ホームページから)。特に、台湾から雪景色の橋梁を見に来る人が多いとのこと。めちゃ台湾でも有名なスポットらしい。なぜ?それは、また後日に!






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