仕事で神奈川・鎌倉を行ってきた。日帰りのためとんぼ返り。上越新幹線から東海道線で藤沢へ。もうお気づきの方もいると思うが、そう、江ノ電を利用した。鎌倉乗り換えで目的地へ入る経路とそう時間が変わらないのであれば、藤沢から乗り換え、少しでも長い区間江ノ電に乗ろうという作戦にでた。
学生の頃に乗ったきりかなー?電車の雰囲気、海岸沿いを走る景色といい、とにかく魅力的な路線であることは、私がそれほど解説する必要はない。
電車は家の庭先なのか路地なのか分からないほどの狭い場所を家並を縫って走る。かと思えば突然道路に出て、両側商店街の路面を走る。路面区間では、車は静かに道路端に停車し、電車が通り抜けるのを待つ。そしてまた家並に入ったかと思うと今度は相模湾の大海原を望める海岸へ。三浦半島、江ノ島を見ながら、心地良いリズムと揺れを伴い、ゆっくりと走るのである。
新幹線も決して悪くはないが、2階建ての車両の1階席で、防音壁やトンネルの暗闇を見ながら、ごう音を聞く。車内ではマニュアルどおり、行き届いたサービスを受けながら、あっという間に目的地に…。これが日本の鉄道旅?
皆さんは、江ノ電と新幹線…どちらの路線が想像力をかきたて、脳を活性化させ、疲れを癒してくれると思います?