月面着陸さえ３回目となり、大衆がアポロ計画に飽き始めたときに起きたアポロ13号の事故を、その始まりから終わりまで、つまり１つのミッションのすべてを記録した１冊。事故によって乗員の生還が危ぶまれたとき、宇宙船内の飛行士たちが、地上で待機していた予備の飛行士たちが、管制官たちが、そして技術者たちが、何を考え、いかに行動することによって不可能とさえ思われた帰還を成功させたかが理解できるでしょう。
ただ、これでもやはり家庭不和がいちばんの敵なんですねえ。大衆（有権者）の関心ってものは簡単に移ろいゆくものなんです。
【アポロ13】【ジム・ラベル】【ジェフリー・クルーガー】【新潮文庫】【危機管理】
