「目の前の相手がどんな思惑を持っているかわからないのに、無防備な腹をさらすのは、善良なのじゃなくて、ただ頭が温かいだけだ」
東の砦将の言葉。
自分を倒しに来た勇者を説得し、黒騎士と兼務にしてしまった魔王。けれども他の魔族は勇者ほど甘くなく、人間と魔族の融和どころか本格的な開戦に向けて一直線。
一方、人間界では魔王の力によって食糧事情が改善し教育水準も上がってきた南部諸国と中央との対立が激化し、人間同士の戦いが始まっていた……。
異世界の知識を手に入れた魔王が、それを使って人間や魔族を啓蒙して世直しをしていこうという、一種の歴史改変ものみたいな雰囲気の作品。どちらかというと異世界を舞台にした『アーサー王宮廷のヤンキー』になりつつありますので、そういう「すべてご破算」みたいな話にならないことを祈ります。
戦争あり、仕手戦あり、温泉できゃっきゃうふふありの2巻ですが、ファンタジー小説として読んだり売ったりするよりも、『もしドラ』みたいに、気楽に読める政治・軍事・経済の入門書と思った方が良い気がします。
さて、「SF界の重鎮ふたり」による対談といって、新城カズマと笹本祐一の名前が続くあたりに時代を感じます。どちらも好きな作家ですけれど、私の感覚で「SF界の重鎮ふたり」だと絶対、小松左京と筒井康隆ですもん。
【まおゆう魔王勇者2】【忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀】【橙乃ままれ】【toi8】【水玉螢乃丞】【戯曲小説】【桝田省治】【新城カズマ】【笹本祐一】【古城民宿“まおー荘”】【先物取引】【塹壕】【塩】【ごきげん殺人事件】【銀行】【温泉】【コンビ結成】【WEB小説】
東の砦将の言葉。
自分を倒しに来た勇者を説得し、黒騎士と兼務にしてしまった魔王。けれども他の魔族は勇者ほど甘くなく、人間と魔族の融和どころか本格的な開戦に向けて一直線。
一方、人間界では魔王の力によって食糧事情が改善し教育水準も上がってきた南部諸国と中央との対立が激化し、人間同士の戦いが始まっていた……。
異世界の知識を手に入れた魔王が、それを使って人間や魔族を啓蒙して世直しをしていこうという、一種の歴史改変ものみたいな雰囲気の作品。どちらかというと異世界を舞台にした『アーサー王宮廷のヤンキー』になりつつありますので、そういう「すべてご破算」みたいな話にならないことを祈ります。
戦争あり、仕手戦あり、温泉できゃっきゃうふふありの2巻ですが、ファンタジー小説として読んだり売ったりするよりも、『もしドラ』みたいに、気楽に読める政治・軍事・経済の入門書と思った方が良い気がします。
さて、「SF界の重鎮ふたり」による対談といって、新城カズマと笹本祐一の名前が続くあたりに時代を感じます。どちらも好きな作家ですけれど、私の感覚で「SF界の重鎮ふたり」だと絶対、小松左京と筒井康隆ですもん。
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