護衛のための剣士として育てられたシュリネだったが、護衛としての初任務に就くその日に護衛対象を殺したとの濡れ衣を着せられた。彼女を陥れた上に口封じで殺そうとした敵を斬りまくって逃走し、文字通り『人斬り』となった少女は、異国の地で刺客に襲われている公爵令嬢と出会った。今まさに次期王選定のまっただ中。公爵令嬢であるルーテシアは第一王女支持のため会議に出席する道中であったのだが、その列席を阻止せんと第一王子の刺客が狙っていたのだ。路銀にもことかく逃走中のシュリネは、ルーテシアに取引を持ちかけた……。
「わたし、ちょっとお金に困ってるんだ。護衛が必要なら、たった今から雇われてあげるけど」
タイトルままの話で、少女がその任務を全うするまでの物語。いろいろ伏線っぽい小ネタがちりばめられているけれど、「王女を王位につけるべく都へ向かう公爵令嬢の護衛になる」話はここまで。ボディガードものと旅物の良いとこミックスです。
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「よき妻は夫と言い争わないって、母さんは言うの。だんなさんが外出するか、眠るかするまで待っていれば、あとは好きにできるって」
王女キャロルがユーリの子を身ごもった。
オットーの野望は打ち砕かれ、世界に平和が戻りつつあった。そしてなにより大事なことは、ヴェルがついに念願の「育休」を手に入れたということだ。もちろん、国王陛下のお墨付き。
バイトの合間に異世界に迷い込んでいた但馬波留だったが、剣と魔法が支配する世界では現代日本人の生半可な知識は通用しなくてたちまち困窮。
「それマジ？ マジなの？ 俺って生きた恒星系破壊爆弾なの？」
「私の中の守銭奴が『この案件はおいしいぞ』って囁くんです！」
「敵の塩を受けず」
「（老人が）気になるのは、どんな死に方をするかじゃなく、死ぬまでに何ができるかってことだ」
「100年の知恵は20年の叡智に勝る」
「おまえもガンダム・ファンか。アニメの原画なんかかっぱらうんじゃないぞ」
「－－死に方にもいろいろある。醜い死、苦痛にまみれた死……だが、人間は人間の死に方をするべきだ」
観ている感想は『ドカベン』みたいだなというもの。まず初っぱなが弁慶高校戦なわけですよ。これまで紆余曲折ありつつも順調に来ていたところが鼻っ柱を叩き折られてからの再起です。あと、個性的なチームに、個性的な選手がどんどん出てきますね。しれっと増えていきます。聖グロリアーナのクルセイダー隊、いつの間にか車長に名前がある!?から、顔が出た！ 喋った!! 下まつげが濃い！と大笑い。継続のポンパドールもたいがい。アコーディオンも出てきたし……。
