今年もこの1年に刊行された本の中で面白かったものを個人的に選んでみました。シリーズものの場合は2010年中に新刊が出ているものを対象として、とりあえず10作品です。以下順不同。
「僕は友達が少ない」 平坂読
今年は4冊出たかな。最近はこういう高校サークル系ウダ話的な作品が多いけれど、このシリーズはその筆頭。手抜きのないイラストも魅力。
「六百六十円の事情」 入間人間
カツ丼というキーワードで巡り会う人たちの物語。連鎖して広がっていく人間関係が面白かった。
「うちのメイドは不定形」 静川龍宗・森瀬繚
クトゥルフ系萌え小説。原典の設定を無視することなく、こういう話を仕立てられてしまうのが日本文化なんだと思います。
「舞面真面とお面の女」 野崎まど
伝奇ミステリっぽい、一種のボーイ・ミーツ・ガール。ガールといっていいかどうかは確信が持てないけれど。
「さくら荘のペットな彼女」 鴨志田一
一つ屋根の下に住む男女の群像劇として面白いかな。完結したらあらためて評価したいです。
「放課後探偵団」 似鳥鶏 他
青春ミステリのアンソロジー。お試し的な意味で非常にお得。
「空色パンデミック」 本田誠
アイデアといいキャラクターといい文句はないけれど、2作目3作目となるとマンネリが辛くなるタイプの話。かといってまったく変えてしまっては、この作品のポイントがブレちゃうし。
「傾物語」 西尾維新
今年いちばん面白かった『化物語』シリーズの新章1冊め……になるのかな。西尾維新は近所の中高生にも人気で、うちの次男は塾で一緒になる女の子から西尾維新の話を振られてるんだとか。
「変態王子と笑わない猫。」 さがら総
変態も極めればモテるという、パターンを手堅く押さえて仕上げた佳作。この主人公はいかがなものかと思わないでもなかったけれど、よく考えたら『化物語』もこんな感じだったなと。
「もろこし紅游録」 秋梨惟喬
武侠小説で歴史物でミステリを軽く読ませてくれました。
今年は忙しくて読書量が減り、手軽に読める作品ばかり読んでいたなあと反省。でも、やっぱりラノベだろうと古典文学だろうと、あまり大差ないなあと思います。読みやすい文体とか手に取りやすいパッケージとかあれこれ要因はありますけど、面白いものは面白いし、つまらないものはつまらない。
自分の面白いものを、来年もたくさん見つけられると良いですね。
「僕は友達が少ない」 平坂読
今年は4冊出たかな。最近はこういう高校サークル系ウダ話的な作品が多いけれど、このシリーズはその筆頭。手抜きのないイラストも魅力。
「六百六十円の事情」 入間人間
カツ丼というキーワードで巡り会う人たちの物語。連鎖して広がっていく人間関係が面白かった。
「うちのメイドは不定形」 静川龍宗・森瀬繚
クトゥルフ系萌え小説。原典の設定を無視することなく、こういう話を仕立てられてしまうのが日本文化なんだと思います。
「舞面真面とお面の女」 野崎まど
伝奇ミステリっぽい、一種のボーイ・ミーツ・ガール。ガールといっていいかどうかは確信が持てないけれど。
「さくら荘のペットな彼女」 鴨志田一
一つ屋根の下に住む男女の群像劇として面白いかな。完結したらあらためて評価したいです。
「放課後探偵団」 似鳥鶏 他
青春ミステリのアンソロジー。お試し的な意味で非常にお得。
「空色パンデミック」 本田誠
アイデアといいキャラクターといい文句はないけれど、2作目3作目となるとマンネリが辛くなるタイプの話。かといってまったく変えてしまっては、この作品のポイントがブレちゃうし。
「傾物語」 西尾維新
今年いちばん面白かった『化物語』シリーズの新章1冊め……になるのかな。西尾維新は近所の中高生にも人気で、うちの次男は塾で一緒になる女の子から西尾維新の話を振られてるんだとか。
「変態王子と笑わない猫。」 さがら総
変態も極めればモテるという、パターンを手堅く押さえて仕上げた佳作。この主人公はいかがなものかと思わないでもなかったけれど、よく考えたら『化物語』もこんな感じだったなと。
「もろこし紅游録」 秋梨惟喬
武侠小説で歴史物でミステリを軽く読ませてくれました。
今年は忙しくて読書量が減り、手軽に読める作品ばかり読んでいたなあと反省。でも、やっぱりラノベだろうと古典文学だろうと、あまり大差ないなあと思います。読みやすい文体とか手に取りやすいパッケージとかあれこれ要因はありますけど、面白いものは面白いし、つまらないものはつまらない。
自分の面白いものを、来年もたくさん見つけられると良いですね。