「何を正しいと思うかは、人間それぞれの自由なんだから……この婆にとっては、この肉が正しいってことなのさ……」
長老ジバ婆は家長ドンダ=ルウに何を美味いと思うかは人それぞれだと告げる。
見習い料理人の津留見明日太は嫌がらせの放火で燃える店に飛び込んだ。店は燃えても逸品ものの包丁だけは失ってはいけない。
だが逃げ遅れて死んだかと思った明日太は見知らぬ森にいた。異世界に紛れ込んでしまったのだ。
そんな明日太を野獣が襲う。二本の角を持つイノシシに似たギバである……。
言葉というのは必要に応じて生まれるもので、食べるものが1種類しかないジャングルの奥地の部族には「美味い」「不味い」という単語はなく、ただ「満腹」「空腹」だけだという話を読んだ記憶がありますが、これはそんな森の恵みを食べられれば十分だと、イノシシに似たギバ肉を煮込んだものだけが食事という森の民の一族に助けられた17歳の料理人の物語。魚なんてない。肉はギバのモモ肉のみ。野菜はタマネギモドキとジャガイモモドキだけ。料理法は煮るだけという異郷でのスタートです。
ただ、ヒロインは褐色の肌に金髪碧眼の女狩人と、イラストを見るだけではまるで女ターザン物語。大蛇と格闘したり、p195のリミ=ルウなんてペルシャです……。
この話は今も連載中ですが、最終的に一度は日本に戻らないと収まりつかないなあと、どう話が転がるか楽しみにしています。愛用の包丁も一人息子も炎の中に失ったら、入院中の親父さん、死んでしまいますから、そちらも放置できませんよね。
【異世界料理道(1)】【EDA】【こちも】【HJ NOVELS】【小説家になろう】【異世界料理ファンタジー】【ハンバーグ】【大蛇】
長老ジバ婆は家長ドンダ=ルウに何を美味いと思うかは人それぞれだと告げる。
見習い料理人の津留見明日太は嫌がらせの放火で燃える店に飛び込んだ。店は燃えても逸品ものの包丁だけは失ってはいけない。
だが逃げ遅れて死んだかと思った明日太は見知らぬ森にいた。異世界に紛れ込んでしまったのだ。
そんな明日太を野獣が襲う。二本の角を持つイノシシに似たギバである……。
言葉というのは必要に応じて生まれるもので、食べるものが1種類しかないジャングルの奥地の部族には「美味い」「不味い」という単語はなく、ただ「満腹」「空腹」だけだという話を読んだ記憶がありますが、これはそんな森の恵みを食べられれば十分だと、イノシシに似たギバ肉を煮込んだものだけが食事という森の民の一族に助けられた17歳の料理人の物語。魚なんてない。肉はギバのモモ肉のみ。野菜はタマネギモドキとジャガイモモドキだけ。料理法は煮るだけという異郷でのスタートです。
ただ、ヒロインは褐色の肌に金髪碧眼の女狩人と、イラストを見るだけではまるで女ターザン物語。大蛇と格闘したり、p195のリミ=ルウなんてペルシャです……。
この話は今も連載中ですが、最終的に一度は日本に戻らないと収まりつかないなあと、どう話が転がるか楽しみにしています。愛用の包丁も一人息子も炎の中に失ったら、入院中の親父さん、死んでしまいますから、そちらも放置できませんよね。
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