LKR日記

日常の身辺に起きる四方山な出来事を書き連ねたブログを始めました。
興味のある方は、お立ち読みください。

「科学」と「学習」・・・

2020年06月15日 10時24分59秒 | アマチュア無線
「科学」と「学習」と書くと、あれか!と思い出す世代がいると思います。
私も小学生の高学年から、貧乏な家でしたが「科学」は学校で購入していました。
今思うと学校の廊下の隅で学研のオバサンが本を広げて本を売っていたのが、不思議でしたが、まあそういう事がまだ許された時代だったのでしょう。

 この科学には毎月実験道具が付録でついていました。
ゲルマニウムラジオや石炭の乾留実験、昆虫の展翅道具・・・
いまさらながら、手順を間違うと爆発したり、昆虫用とはいえ注射器が付録でついていて、今のご時世だと新聞沙汰になるような付録がついていました。
でも、そんな普段の生活では手に入らない様な道具が貧乏長屋の小学生にも手に入れることができたのですから、素晴らしい付録付の学習雑誌だったと思います。

父も長男であった私に期待があったせいか、少ない給料の中からよく出してくれたと思います。
たぶんあの付録の実験道具が無かったら理系のお勉強やアマチュア無線の勉強なんて感心は無かったと思います。
ゲルマニウムラジオは電池も無くて、何故ラジオが聞こえてくるのか、電波ってどうして飛んで来るのか・・・

もうたぶん廃刊になっているだろうし、大きな書店に平積になっている、付録付の大人の科学にも手が出ない成人になってしまったので、自分自身の中の好奇心も萎えてしまったのかと思うと、あの科学の付録の時代が懐かしく思い出されます。

朝から爺の戯れ事でした。

コメント
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