日々好日

さて今日のニュースは

サミットと温暖化抑制

2007-06-09 11:30:17 | Weblog
今回のサミットでEUが主張していた、1990年の温室効果ガス排出量を基準に2050年までに半減説が、日本等の提案で2050年までに排出量を現状より半減する事を真剣に検討すると云うあやふやな表現で合意を得たようだ。
排出削減目標額提示に絶体反対の米国を如何に合意に持って行くか大変な討議だったと思います。形の上では合意となっているが何も変わって無いことは明らかです
ただ嫌々ながらスタートラインに並ぶ事を合意しただけですが、それでも大変な事
だと云えよう。ただ米国は検討は考慮としか受け取ってない節があるらしい。
議長国のドイツが力説して居たように、いくら先進国が身を削る思いで温暖化防止
に努力しても、中国インドブラジル等の新興国が今のままでは、いや今より更に
ひどくなったら、折角の努力も水の泡ではないか?新興国だけに赦されるのはおかしいと云う主張はもつともだと思います。
中国印度はスタンスとしては努力しますと云っているが経済進展の速度を落とす気
はさらさらない様な気がします。
日本も2008年から12年の間に1990年比の6%削減がその前に逆に2005年の排出量は7・8%増加している。今回阿倍総理が明言した50年までに現在より半減の対策はなに一つなされて居ません。どうする積もりなのでしょうか?
いずれにしても来年の洞爺湖サミットに向け大変な宿題を貰って来たようです。
日本の阿倍総理は初出席にも関わらず北朝鮮の核問題や日本人拉致の問題等
世界に訴え、まがりなりにも格好はつけた様です。
また日ロ首脳会談では対ロシア平和条約交渉を促進させる事等で合意を見たとの事
です。北方領土の問題やエネルギー関連で東シベリヤ開発協力の問題等これから
対ロシア交渉は早急な解決を要する事が多々有りそうです。
まずは、阿部総理ご苦労さんでした。