地震と原発

今や新潟県中越沖地震は災害の酷さより東電柏崎刈羽原発の施設に対するあらゆる面での甘さがあぶり出されて来ました。
又東電以外の全国原子力施設を保有する電力関係企業１０社のお粗末な消火体制等
が判明してきました。
原発は日本の今の電気事情から無くてはならない物になっています。
原子力は怪獣の恐竜を手なずけて飼う様なもので、大変頼りがいのあるものですが
一旦間違えるとチェリノブイの二の舞になり街が廃墟となりあたり一面死の街とな
ります。その様な物騒な物を原発建設ありきで断層とか耐震基準を無視して突っ走たつけがこの様な事態を引き起こしたのだと思います。
国民の何処からも嫌われる原発、そのくせ一番国民が恩恵を受けるのが原発です。
それにしてもあれだけの施設に科学消防車の１台もなかったとは驚きです。
１０社の内３社だけに科学消防車が配備されあとは持ち運びの消化器や手動で押して運ぶタイプのポンプしかないとか。
また地震で通信手段がなく鎮火まで２時間かかったとか。
消防署の原発に対する日頃の考え方や原発側の自前の消火体制の強化。非常時の
通信手段の確保。迅速な報告体制の構築、耐震安全性の再確認を全ての原発関係
社に徹底させて貰いたいものだ。
どうも原発関係のトップもお役人の天下りが多いのではないのか。
隠す。誤魔化す。責任転嫁。最後は謝る。お役人の特技が何処ででも見え隠れ
するのは、私の僻みか。