参院選の教えるもの

自民公明連合与党の苦戦は予想されていたが、これまでとは以外でした。
自民３７。公明９。民主６０。共産３。社民２。・・・１人区６対２３。東北。　中国。四国。九州等での完敗。地方での自民基盤の崩壊。特に農村部の離反。
公明共産社民の議席の減。比例での自民の敗北。東京岡山島根での自民惨敗・・・
これらのデータは何を語っているのか？
宇野内閣の３６に次ぐ不名誉な数それでも続投？公明共産社民共々議席数を減らしました。あまりにも自民にべったりの公明。庶民の切実な願いより憲法改正や再軍備反対に重きを置いた共産と社民は分かっていても賛同は得られなかった。
なんと言っても１人区での自民党の敗北が全てを語っています。
小泉前総裁の自民党をぶっ壊す作戦が今になって利いてきました。
郵政民営化や大都市偏重政策等は自民党を今まで支えてきた地方組織を崩壊させてしまったと言っても過言ではない。地方が抱く格差への怨みは想像以上だと思います。又農業を知らない現在の自民党のリーダが計画している、大規模農園への集約政策と支援に危機感を募らせた農民の爆発離反。そこに民主党は売価との差額を所得保障と実現が危ぶまれる支援策を打ち出し農民の心を掴んだ。
比例では年金問題の先行きを心配し阿倍内閣に不安を抱く層がなだれ現象で受け皿の民主に流れ過半数獲得となった。岡山では片山参院幹事長が敗れ、青木参院会長の地元島根でも新人に敗れる波乱があった。東京では阿倍総理が選んだ女子アナ
上がりの候補が現役の保坂議員を押しのけ当選した。過去に棄権の常習犯とか、東京に籍がないのに立候補したとか兎角問題が多い候補者が現役を押しのけたと
言う事は可成り問題となるのではないか？
阿倍総理は続投すると言うし、皆それを支えると今は言っているが今後どうなるか
ポスト阿倍が居ないのか？
いずれ衆議院解散。選挙となるは必定です。それが何時になるか？
まだ終わったばかりで、先走るのは止めて置きましょう。
民主党も勝った勝ったと浮かれて貰っては困ります。国民は決して民主党に全幅の
信頼を寄せているものではない事を知って貰いたい。