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日々好日

さて今日のニュースは

裁判員裁判に最高裁は過去の判例参考にすべきと死刑求刑破棄

2015-02-08 08:41:21 | Weblog

今回裁判員裁判は一体何なのかと問いかける最高裁上告審判断が示された。

東京港区で起きた強盗殺人事件と千葉県で起きた女子大生殺害事件は1審の裁判員裁判で共に
死刑の判決が出されました。

処が上告した2審の高裁判決では無期懲役が相応とした判決を出しました。

是では折角裁判員に任命され裁判に一生懸命に悩んだ末出した死刑の判決が否定された事に
なり裁判員裁判は一体何なんだとと当時話題に上がりましたね。

処が今回最高裁上告審でこの2件については何れも2審の高裁判決を支持し裁判員裁判の1審
の死刑判決は破棄すると言う判断を下しました。

理由として死刑は究極の刑罰であるので何人にも公平でなければならない、2件の判決は過去の
判決に照らした場合死刑に当たらない、死刑の判決は裁判員裁判でも過去の判例を踏まえて判断
を下さなければならないとし死刑判決を破棄し2審判決の無期懲役を支持しました。

この事は多くの問題点を提供しました。

まず裁判員裁判は過去の裁判の遣り方を新しい国民の目で改革するために創設されたと記憶する。
是を過去の判例通りに遣れと言う事はどうゆう事なんだろう?

確かに裁判員裁判で死刑判決が多発した場合、これも重大な問題です。
被害者側に立った報復裁判とも言われます。

しかし過去の判例がどうのこうのと言う事はシロウトの裁判員に判断させるのは無理な相談。
またシロウトの裁判員による冤罪判決が発生したら司法はどう対処するのだろうか?

究極は裁判は矢張りシロウトには無理な相談です。

司法は国民が裁判に参加して居ると言う姿勢が欲しいだけで、裁判そのものは司法のプロが
判断すべきとして居る様に思われます。

もう司法に国民が踊らされるのこの辺で辞めたらどうでしょう。

人の人生を左右する裁判は矢張りプロに任せるべきではないか?

裁判員裁判制度には被害者側や加害者側から様々な不満が出て居るとも聞く。
是は本来國が受けるべき非難で国民に向けられるのは筋違いではないか?

貴重な時間と知恵を出して結論で出した死刑がアッサリひっくり返される無力感。
もうこの辺で終わりにしたらどうでしょう。

所詮シロウトがどうあがいてもプロの裁判官の判断には叶いません。

ただ死刑判決が無期懲役になって、何年かして仮出所しまた凶悪犯罪を再犯する
可能性もあるので、今回の司法の判断には賛同出来かねる点もありますね。


農地転用許可権限の移譲果たして出来るのか?

2015-02-08 06:58:51 | Weblog

先般農地転用許可権限を、都道府県等に移譲する事が國への提案募集方式の分権改革
として初めて閣議決定した。

是までは農地転用許可は2ヘクタール以下は都道府県の裁量でとれたが、2ヘクタールを
超え4ヘクタール以下は都道府県と農水省との協議で合否をしてきた。
また4ヘクタールを超えた農地転用許可は農水省の許可がなくては出来ませんでした。

是を何とか都道府県等に農地転用許可が出せる様地方が國へ提案募集方式で申し入れた。

今回是が認められ下記の通り閣議決定に持ち込まれました。

転用農地許可は2ヘクタール以下は勿論、4ヘクタール以下まで、都道府県及び指定都市の
市町村に許可権限を移譲する。
4ヘクタールを超えたの農地転用については都道府県・指定市町村と農水省との協議で許可
合否を決める。

是で地方は一気に農地転用が容易になり理想的街造りが容易になったと喜んだ。

しかし農水省等は農地転用が増えてて行けば優良な農地が減って農業の崩壊に繋がるのでは
と言う事を懸念して居ます。

現実として2ヘクタール以下の優良農地が次々と潰され商業施設等に転用されています。
2ヘクタール以下の農地転用は一応都道府県の許可となって居るが実際は市町村の裁量で
許可されています。

今後4ヘクタール移譲も同じ様に國との協議になって居るが都道府県や市町村の街造りと
言う目的のため広い農地が潰されて行く事になりそうです。

ここに至ると政府が推進する地方創生が微妙な事になって来ます。

放棄農地等の有効利用で街興しを進める地方創設は、反面農業の衰退を促す作用もある。

日本の農業のためか?町の振興のためか?国民は選択を迫られる事になりますね。

この農地転用許可権限の地方移譲をどう判断すべきなんでしょうね?