日々好日

さて今日のニュースは

地方創生の一環政府機関地方分散で省庁研究機関等移転候補地公募?

2015-02-22 08:41:10 | Weblog

石破地方創生相は東京一極集中是正のため政府機関の地方移転推進方針をぶち上げた。

大臣は地方移転候補リストを近く公表し移転先自治体を公募する事を発表しました。

移転候補政府機関は、省庁の研究機関・研修所等で省庁本体は対象としないとか。

機関の名前・仕事の内容・職員数等を2月中に公表し誘致する自治体を募り今年中に決定
して来年度から具体化すると云う。

なんだ省庁本体の移転もありかと期待して居たが期待が裏切られ何だかつまらないですね。

それでも都落ちに選ばれた政府機関職員の抵抗は可也強いのではないか?

政府は企業の本社機能の地方移転には優遇税制で旗振りをやって居るので、政府機関の
地方移転で範を示さねばならないのでしょう。

兎に角首都から地方へ雇用等を分散して首都一極化を止めたい意向の様です。

石破大臣は次の様な事も合わせて公表しました。

まず自治体は重要業績評価指数を出す。
農業生産額・移住者数・出産率等数値目標の設定。

企画立案・実行・点検・改善のシステムを作る。

産・官・学や金融・労働・言論が参画するシステムを作る。

そこでその自治体の総合戦略を実行し、熱意のある・効率的自治体に絞り新型交付金を
16年度から付ける事とする。

過疎対策では、漫然とばらまくのではなくコンパクトシティー化と地方に企業を集積させる。

等々を公表したが、さて何処まで実現可能かいささか眉唾な面も多く感じますね。


防衛省文官統制規定廃止で大丈夫なのか?制服組暴走止められるか?

2015-02-22 07:17:43 | Weblog

日本は旧憲法の下軍部の暴走を許し大きな惨禍をもたらし事を反省し、政治が軍事を優越
する文官統制のシビリアンコントロールに切り替えました。

まず首相や閣僚は文民でなければならないと憲法で規定しました。
前の大戦では陸軍大将が首相になったり海軍大将が海軍大臣となったりしましたね。

総理大臣が自衛隊に対して最高指揮権を持つ。
米国で大統領が軍隊の最高指揮権者となって居る事と同じです。

現行では防衛大臣を支える官房長・局長の背広組文官は制服組の自衛官より優越する。
自衛官の制服組に指示・承認・一般的監督を行います。
防衛出動の指示・承認・首相や防衛大臣による政府内の統制等がそうです。

処が政府はこのシビリアンコントロールを規定する自衛省設置法12条を改正する方針を
決めた模様。

自衛隊部隊運用作戦を制服組自衛官主体に改める運用一体化も改正案に盛り込む。

これで制服組自衛官をコントロールする文官統制は廃止された事になります。

これからは局長・官房長等背広組文官は制服組自衛官と同等の立場で防衛大臣を補佐
する事となります。

制服組自衛官は背広組文官の下につく事を潔しとして居りませんでした。

 自衛隊の地位向上や国民からの支持が増大して来て今までの様な日陰者でなくなった。
2004年参事官制度撤廃を要求し2009年廃止された。
そして今回の設置法12条削除を強く求め削除方針が決定した模様。

緊急事態発生の有事の場合は、素人の背広組はオタオタして役に立たず、矢張り制服組
の言いなりになるしかないのでしょう。

改正後は運用面ではこれまで自衛隊行動を掌握してきた内局の運用企画局を廃止する。
統合幕僚監部に一元化する。
これでこれまで内局が運用計画を作成し大臣決裁として来た事が、一切を統合幕僚監部
の自衛官が行う事となります。

此れではまた同じ轍を踏む事にならないか?

背広組幹部は制服組の暴走を恐れ反発して居ますが、現在の阿部政権では無理な相談
でこの改正はすんなりと決まってしまうのでないでしょうか?

政府は3月に設置法改正案を通常国会に提出し成立させる意向の様です。