日銀はデフレ脱却のため2015年度物価上昇率2%達成を目標としました。
処が先日の金融政策決定会合で政策委員9名の内3名が15年度中の目標達成は困難と云う見方を
示したとの事です。
現在の円安でも物価上昇率は上がらず先行き2%を持続的に実現するのは困難と云う声です。
此の委員は中央値が15年度が1・0%で16年度が2・2%とされて居るが16年度まで中央値は大きく
下回ると断言した。
別の委員は原油下落等で予想物価上昇率は弱まって居るが、目標期間までには何とか2%近くまで
上昇するかも知れないが2%維持は困難との意見。
もう一人の委員も15年度中に2%達成は厳しいと述べたそうです。
しかし他の委員は、物価上昇の基調的動きに変化はなく着実に高まっている、ただ原油価格次第では
達成時期が多少前後する可能性もあると、楽観的見解の様だとの事。
現在市場での見方は既に2%物価上昇達成は困難と見て、日銀が4月に出も目標時期を修正して
先送りする公算が大きいと見ているらしい。
物価に見合った賃金の値上げが伴わない限り2%物価上昇達成も、デフレ脱却も無理な相談では
ないのではないか?
さて今年の春闘は?