中国・・韓国から日本は歴史認識がないと激しく非難を受けて居ます。
日本は是まで戦後50年の終戦記念日に、当時の村山首相が、同じく60年には小泉首相が
それぞれ談話を発表して居ます。
さて今回戦後70年終戦記念日の安倍首相談話はどの様なものか注目されて居ます。
まず村山談話は焼け野原の日本が今日の様に復興出来たのは欧米各国や太平洋近隣諸国の
支援や協力で成し得た事で感謝する。
我が国の植民地支配で多くの國に迷惑を掛けた事を謙譲に認識し反省しお詫びする。
我が国は唯一の被爆国で核絶滅・軍縮積極推進して世界平和に責任ある国家として寄与する。
小泉談話も大体この村山談話を蹈襲した内容のものでした。
戦争で命を落とした人々に深く哀悼の意を表し、不戦の誓いを表明する。
植民地政策で支配侵略し、各国民に過大な損害と苦痛を与えた事を謝罪し哀悼・反省の意を
表します。
今後は正しい歴史認識でアジア諸国と未来永劫の平和への協力を築いて行く。
これが村山談話と小泉談話の大凡の概略かと思います。
今回安倍首相は戦後70年終戦記念日の安倍首相談話について有識者で構成される「21世紀
構想懇談会」に5つの論点を提示しました。
20世紀の世界と日本をどう捉えるべきか?私達は20世紀の経験からの教訓は何か?
日本は20世紀の教訓を踏まえてどう歩んで来たか?戦後日本の平和主義・経済発展・国際貢献
はどの様に評価するか?
日本は戦後70年米国・豪州・欧州・中国・韓国・アジアの国々と、どの様な和解の道を模索したか?
20世紀の教訓を生かし21世紀の世界・アジアのビジョンをどう描くか?日本はどう貢献すべきか
戦後70年我が国が取るべき具体的施策は何か?
安倍首相の70年談話に植民地支配と侵略の文字が入るかどうかが注目されています。
安倍首相はこの5論点を提示するに当たり挨拶で下記の通り述べました。
我が国は先の大戦への反省の上に自由で民主的人権を守り、法支配の國を作り、平和国家とし
戦後70年アジア太平洋地域の平和と繁栄を支えて来ました。
未来の土台は過去とは切り放せない、意見を聞き、日本はどの様な國を目指すのか考えたい。
現在の阿部首相の言動から推察される事は、過去の談話を蹈襲せずそう言った話は切り離し
未来に向けての構築を目指すと思われる。
世界でよく云われているのが日本人は理由もなくすぐ謝りたがる、誤ればすべて巧く収まると云う
観念が強い民族と云われる。
其れと必要以上に自虐する傾向にあると言う。
外国では喩え自分に非が有っても絶対認めず相手を言い負かす。
まして私が悪い等云ったら生き残れないのが常識です。
狭い日本ではお互いが我慢しあって生きて来ました。
処が急にグローバル化し舞台は世界相手となっては日本の常識は通用しません。
少々図太くなくては世界では生き延びて行けない。
さて安倍首相どう判断するか?
世界を納得させる安倍首相戦後70年談話はどの様な内容なんでしょうね?