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日々好日

さて今日のニュースは

安倍首相注目の今夏発表戦後70年談話で5論点提示

2015-02-26 08:25:04 | Weblog

中国・・韓国から日本は歴史認識がないと激しく非難を受けて居ます。

日本は是まで戦後50年の終戦記念日に、当時の村山首相が、同じく60年には小泉首相が
それぞれ談話を発表して居ます。

さて今回戦後70年終戦記念日の安倍首相談話はどの様なものか注目されて居ます。

まず村山談話は焼け野原の日本が今日の様に復興出来たのは欧米各国や太平洋近隣諸国の
支援や協力で成し得た事で感謝する。
我が国の植民地支配で多くの國に迷惑を掛けた事を謙譲に認識し反省しお詫びする。
我が国は唯一の被爆国で核絶滅・軍縮積極推進して世界平和に責任ある国家として寄与する。

小泉談話も大体この村山談話を蹈襲した内容のものでした。
戦争で命を落とした人々に深く哀悼の意を表し、不戦の誓いを表明する。
植民地政策で支配侵略し、各国民に過大な損害と苦痛を与えた事を謝罪し哀悼・反省の意を
表します。
今後は正しい歴史認識でアジア諸国と未来永劫の平和への協力を築いて行く。

これが村山談話と小泉談話の大凡の概略かと思います。

今回安倍首相は戦後70年終戦記念日の安倍首相談話について有識者で構成される「21世紀
構想懇談会」に5つの論点を提示しました。

20世紀の世界と日本をどう捉えるべきか?私達は20世紀の経験からの教訓は何か?
日本は20世紀の教訓を踏まえてどう歩んで来たか?戦後日本の平和主義・経済発展・国際貢献
はどの様に評価するか?
日本は戦後70年米国・豪州・欧州・中国・韓国・アジアの国々と、どの様な和解の道を模索したか?
20世紀の教訓を生かし21世紀の世界・アジアのビジョンをどう描くか?日本はどう貢献すべきか
戦後70年我が国が取るべき具体的施策は何か?

安倍首相の70年談話に植民地支配と侵略の文字が入るかどうかが注目されています。

安倍首相はこの5論点を提示するに当たり挨拶で下記の通り述べました。

我が国は先の大戦への反省の上に自由で民主的人権を守り、法支配の國を作り、平和国家とし
戦後70年アジア太平洋地域の平和と繁栄を支えて来ました。
未来の土台は過去とは切り放せない、意見を聞き、日本はどの様な國を目指すのか考えたい。

現在の阿部首相の言動から推察される事は、過去の談話を蹈襲せずそう言った話は切り離し
未来に向けての構築を目指すと思われる。

世界でよく云われているのが日本人は理由もなくすぐ謝りたがる、誤ればすべて巧く収まると云う
観念が強い民族と云われる。
其れと必要以上に自虐する傾向にあると言う。

外国では喩え自分に非が有っても絶対認めず相手を言い負かす。
まして私が悪い等云ったら生き残れないのが常識です。

狭い日本ではお互いが我慢しあって生きて来ました。

処が急にグローバル化し舞台は世界相手となっては日本の常識は通用しません。
少々図太くなくては世界では生き延びて行けない。

さて安倍首相どう判断するか?
世界を納得させる安倍首相戦後70年談話はどの様な内容なんでしょうね?


財政健全化計画見直しハードル下げ新指標案浮上?

2015-02-26 06:24:44 | Weblog

安倍政権は、経済活性化と財政再建の同時進行は可能として是まで政策を進めて
来ました。

バブル崩壊以降失われた20年を取り戻すには、経済再生はデフレからの脱却しか
ないと判断し、アベノミクスと云われる経済政策を打ち出した。

大胆な金融緩和政策・機動的財政投入・民間企業の力を借りて成長戦略を遂行する
と言う経済政策です。

まず大胆な金融緩和は円安・株安を実現し経済の流れは変わって来ました。
機動的財政投入も老朽化インフラや災害復興や防災工事を重点的に行った。

この二つの政策は順調に行ったが、三つめの民間企業を利用した成長戦略は今の
処巧く行って居るとは云いがたい。

税制優遇や支援と云う餌で色々遣るが企業も自分たちの存続が掛かって居るので
政府の云う通りには動きません。

政府は法人税実効税率の引き下げや雇用・賃金で協力を要請し税制面や支援金で
色々やって来た。

労働者側に立ってベア要求の官製春闘まで仕掛け相応の成果は挙がった。
しかし肝心の輸出は伸びず、設備投資等の予想を下回る状況。

名目GDPはどうやらマイナス成長から脱出できたが成長率は2%達成が覚束なく
なって居ます。

又アベノミクスの負の部分が大きくなって来た。

円安は製造業の材料高や燃料費高を呼び経済が厳しくなってきた。
また大企業と中小企業・大都会と地方・富裕層と低所得者との格差が拡大してきた。

政府は中小企業の経済活性化政策を打って来たが今一つ効果は上がって居ません。
又地方活性化で地方創生と云う政策を出し人口都会一極化防止・地方へのリターン
政策を打ち出して本社機能地方移転には税面で優遇策をとって居ます。

低所得者や子育て世代の優遇等で政策を打ち出しているが今やっと始まろうとして
いる状況です。

そんなやこんなで、経済は好転の兆しが見え来たが財政再建については黄ランプが
点灯のままです。

財政再建で打ち出した消費税10%まで引き上げは初回の3%引き上げで反動が
予想を上回り今年10月の更に2%再増税は1年半延ばし模様見となった。

当初予定して居た財政健全化計画に大きな狂いが出て来た。

15年度のGDP比でプライマリバランス赤字を10年度から半減する。
20年度までにプライマリーバランスを黒字化すると言うのが当初計画でした。

処が現在その実現は困難と云う見方が大半を占め、そこで新たな指標を設けては
どうかと云う意見です。

是は財政健全化計画を議論する経済財政諮問会議で出されました。

15年度予算で対GDP比で3・3%のプライマリバランスを20年度にゼロにすると
云う考え方です。

財政健全化でプライマリーバランスを黒字化するとして居たのをゼロにすると
云う考え方です。
確かにゼロは赤字ではないが、なんか言葉を弄ぶロジュツクの様な気がしてならぬ。

計画を打ち出して5年経過した今全然半減出来ず益々拡大する様ではこれも
非常にアブナイとも云えます。

因みに2015年度予算案のプライマリバランスは13兆4千億円で地方分を含めて
16兆4千億円でGDP比で3・3%となる見通し。

今後実質GDP2%成長を維持し消費税を17年4月比上げて20年度プライマリー
バランスは9兆4千億円の赤字との予想。
現状の実質GDP成長率1%弱では赤字は16兆4千億円に膨らむと予想されるとか。